<クロロとヒロインについて>

 この二人の関係は、私としてはとても気に入っています。殺伐としてて、素直じゃなくて、回りくどくて、面倒くさくて……(笑)
 もしかしたら、お読み下さった方は「面倒くせえよ!」と思われたかもしれませんが、私の残念な性質ゆえ、こういう話しか書けません……。「好き!」とか簡単に言わせたくないんですよね、ひねくれ者だから……。
 最後(?)のオチとして二人を恋人にさせてみましたが、当初は全くそんな予定ではありませんでした。

 この二人は、
・「いつか王子様が」の頃はどちらかと言えば利害関係で結ばれていて(互いの容姿が好きだった)、
・「愉快犯はカモメと踊る」で互いの関わり方が変わり、
・「泥棒は後悔すべきではない」でようやくちゃんと(?)結ばれた、
 といったイメージです。

 あと、二人に共通する点は、
@他人に関心がない
A自己評価が低い(?)
 なのかなぁ、と。

 多分この二人は、
「旅団」と「ヒロイン」、「家族」と「クロロ」、さぁどっちを取る?と究極の質問をしたら、あっさりと前者を選択するんだろうなぁ、と思います。

 お互い“無意識に大好き”で、多少その自覚もあるんだけど、「向こうは自分に興味がないんだろうな」と考えているため仲が恐ろしく進展しない、という……。
 ほぼヒロイン視点で話を書いていたので、主に“ヒロインがクロロに振り回されている”と捉える方が多かったかと思いますが、クロロ視点で見ると彼も十分ヒロインに振り回されていたと思います。(ヒロインはキキョウさん似の、人の話ちゃんと聞かずに独りよがりに夢想するタイプだし。)

 何故なら、「愉快犯」の終盤で、

・(元々、全てが片付くまで除念の件はヒロインに伏せておくつもりだったのにも関わらず)離れて過ごすヒロインのことが気になって電話しちゃう
 ↓
・電話口の向こうでヒロイン泣いてる
 ↓
・慌てて駆けつける(念使えない丸腰で)
 ↓
・ラブホで(!)死んだ男と血に塗れたヒロインを目撃
 ↓
・クロロ嫉妬して怒る

 という明確な流れがあったので(文章にするとすげー間抜け)、私は結構「ヒロインよりクロロのほうがずっと人間らしいや!」と思ってました。
 クロロのほうがヒロインに対して一途で誠実だし、ヒロインのほうが貞操観念低いのかなぁ……と。(でも彼女も結局“クロロ以外無理だ!”ってなってたので、お互い様?)

 と、好き勝手あれこれ言ってきましたが、犬川のイメージはこんな感じでした。
 また、他に思いついたことがあったら追記したいと思います。それでは、ここまで目を通して頂きありがとうございました。

2017.11.13