「ディエゴはもっと反省すべきだと思うの。騎手としては一流なのに、その美しい容姿を利用して女の子を弄ぶなんて最低よ」

「へェ、美しい容姿だって思ってくれていたのか。君にしては意外だな」

「違う!食い付くところはそこじゃあないわ!」

「オレは利用できる物は何でも利用するが、別に集めようと思ってやってるわけじゃあない。向こうから勝手に集まってくるだけだ」

「そこ!そういう高慢ちきですぐ鼻にかけるところを言ってるのよ!何で自覚しないの?」

「良いじゃあないか。キス以上のことはしてないし、君だってオレの容姿はお気に召してくれているんだろう?他に何の問題があるんだ?」

「もう良い、あなたと話していると疲れるわ。言っても無駄だってことが今回のことで良く分かった」

「怒るなって、冗談だよ。本当に愛してるのは君だけだ」

「私を利用しようとするのは止めて!今度言ったらその脛を蹴り飛ばしてやるから!」

「…ここまで落とさせてくれない女は、君が初めてだよ。足の一本や二本など安いものだ」


擦れた微笑み
130202