大きなプレゼントを巻いていたリボンを見てグラディオはまたからかってきた。
「直接体にでも巻いて誘ってみたら...あの軍師殿がどんな反応するか見ものだな」
「そんなこと私はしませんー。」
「へぇ...」
穏やかに時間が流れる午後に、ノクトとプロンプトは日当たりのいい窓辺でお互いにスマートフォンでのゲームに夢中で
イグニスは洗い物をしている。
ソファに座っていたグラディオは、テーブルにある食器たちを片付けようとしているnameの手を取りリボンをスルスルと巻いて行く。
「ちょっと、」
「別に身体じゃなくても色んな使い方が出来るんだぜ?」
意外と器用な手先に感心していると、あっという間に両手を固定されてリボン結びをされた。
「手、動かせない」
「アイツ意外とこういうプレイ好きかもな...」
しげしげと見つめながら一人納得するように言う。
「もう、グラディオ!」
早く取って、と言おうとしたら着信音が鳴り響きグラディオは部屋の外へと出て行った。
“こういうプレイ”をした相手からなんだろうと悪態をつきそうになったが、やってきたイグニスに助けを求めた。
「イグニス、これ解いて」
「どうしたんだ...」
「グラディオがこういう使い方を女性としたんだって」
口を尖らせながら言うとイグニスはやれやれと溜息をついた。
「まったく...にしても、固いな」
「キャンプ行ってるだけあるね」
イグニスの長くしなやかな指が力を込めて結び目を解し、スルッとリボンが取られた。
「あー、よかった。食器運ぶね」
「試すか?」
え...と言葉を失い見つめるとイグニスは口元に小さく笑みを浮かべた。
「俺が好きかどうか、実際試してみるのも良いかもしれないな」
「あ、話...聞いてたの?」
何も言わずに笑みを浮かべたままイグニスはキッチンへと戻って行った。
リボンのオツな使い方