第七話



2026.07.22
メインストーリーがちょうど更新! いきます!


▶メインストーリー第一章 第七話
桜の欠片 131枚 OK

やっぱり探偵……?



◆ヒーロー課

 若芽は早速、ヒーロー課を訪れた。
(えっと……案内の通りだと、ここ、かな?)
「失礼します、捜査一課四方田班にお世話になっている、暖地です」
 ノックをしてヒーロー課に入ると、何人か庁内ですれ違って顔は見たことがある人達がいる。その中でも見知った顔の冴木は、若芽を見て表情を明るくさせた。歓迎されているようで、ほっと息をつく。
「冴木さん、お邪魔します。えっと、早速なんですが……冴木さんと別れたあの後、奇妙な出来事がありまして……」
 若芽は謎の美術館に誘い込まれたこと、そこに失踪者が閉じ込められていたこと、人形に取り憑いた悪魔に出会ったことなどを話した。
 恐る恐る、人形の目玉も取り出して見せる。
 冴木たちは若芽の話を真剣に聞いてくれた。
「……なるほど、そんな出来事が」
「はい。ヒーロー課の案件かなと思って、まずはこちらに」
「良い判断ね。皆もどう思うか、聞いてみてちょうだい」

▶津西進に話しかけてみよう

 ヒーロー課の中では年嵩の、津西に話しかけてみる。彼はヒーロー課支援班で、ヒーロー課を取りまとめている存在だと聞いていた。元は捜査一課にいたという刑事で、四方田の後輩らしい、という所までは知っている。
「は、初めまして。四方田班にお世話になっている、暖地です」
「嗚呼、初めまして。四方田さんに話は聞いてるよ。……勿論、良い話だぞ。真面目ないい子だってね」
「そんな事は……えっと、何か気になる事とか、ありましたか?」
「うん。この事件は不可解な点が多いんだが……なんで人を攫う日が満月の夜限定なんだろうな」
「確かに……さっきは夜じゃなかったですが。……満月の夜には気を付けろって、四方田さんが言ってました。都市伝説だそうですけど……」
 津西はそういうオカルトめいたものには疎いらしい。若い連中なら知っているかも、とのことだった。
「あとで現場に向かおうと思うんだが、よければ暖地も一緒に来てくれ」
「はい。ご一緒します」


▶榎本征四郎に話しかけてみよう

 津西より若そう……と思われた榎本はヒーロー課の医療担当だという。魔物と戦うことが多いチームのため、専用の担当者が配属されたらしい。
「初めまして、えっと……」
「暖地ちゃんだよね! 俺、榎本征四郎! ヒーロー課の医療担当だけど、怪我したらいつでも頼ってね!」
「あ、ありがとうございます……」
「わっ、ごめんごめん、いきなり沢山話しかけちゃって! いやぁ、俺より若い子ってなかなかいkないから嬉しくってさぁ、気にしてはいたんだよね」
 榎本は人懐こい笑みを浮かべる。大型犬みたい……と何となく若芽は思った。明るさと勢いは凄いが、フレンドリーで優しい雰囲気なのは似ている気がする。
「そうでしたか……えっと! 都市伝説について、榎本さんは何かご存知ですか?」
「桜雅街で満月の夜って言えば、掲示板発端の都市伝説かなぁ。津西くんが知らないのも無理ないよ、だってネット発祥だもんね〜」
「ネット発祥……?」
「あれ、暖地ちゃんもあんまりネット見ない派?」
 こくりと頷く。どちらかと言えば、情報は本で探すタイプだ。榎本は丁寧に、桜雅街在住の老人が持っていた、桜の大木と満月、大量の妖怪が描かれた絵巻について教えてくれた。その妖怪が、悪魔を示しているという考察がされ、満月の夜に悪魔が悪さをしやすいとか、魔力が高まるといった噂が流行したらしい。
「成程……そんな都市伝説だったんですね。ありがとうございます」
「いやいや、これくらい何てことないよ。また改めて話そうね〜」


▶冴木歩に話しかけられた

「捜査の方はどうかしら、探偵さん?」
「わたし、探偵っぽいですか? 一応刑事にはなったんですが……」
 祖母が名探偵で、やり方を真似しているけれど、刑事はもっと違うやり方の方がいいだろうか? 冴木は悪い意味じゃないのよ、と笑った。
「気を悪くしたらごめんなさい、むしろ自ら動いて捜査するなんて素敵よ」
「なら良かった……普通はこんな感じじゃないんですか?」
「そうねぇ、アタシたち、何だかんだ言ってチームかバディで動く事が多いわ。あんまり単独で動かない……というか、動けないかも。暖地ちゃんは、もしかしたらどこかに所属するより、自分の足で動いた方が合うのかもしれないわね」

 組織で動く警察内で、個人行動をしてしまって大丈夫だろうか……?
(でも……色んな人の話を聞くのは好きだし、一か所に留まるのは考えが偏っちゃいそう……このやり方なら、わたしでも出来そうな気はするかも……)

「今後の楽しみね。それは置いといて……、都市伝説と今回の話って関係あるのかしら?」
「そうですね……新たな力の可能性を考えていましたけど、悪魔と会いましたし……あの悪魔は『芸術』に固執していました。都市伝説の発端の絵巻の事なども知っていて、それを利用したのかもしれません……満月の夜にだけ人を攫えば、悪魔の仕業ではなく、都市伝説の方に目が向くでしょうから」
「都市伝説を隠れ蓑にしている、ってことね。……なるほど。う〜ん……やっぱり探偵さんよね……」
 冴木にしみじみ呟かれ、若芽は誇らしいやら、気恥ずかしいやら、何となくもじもじしてしまったのだった。



▶好感度
🎲6+2=8up 津西好感度20%
はわわ! 時間軸上初邂逅で初手! 四方田さんの根回しのお陰な気がする!!

🎲6+2=8up 榎本好感度19%
(蛇目さんになってるけど登場人物的に?)

🎲6+2=8up 冴木好感度21%
ほわー!? 皆すんごい好感度上がる!?


▶桜の欠片
🎲4+2=6枚 131→137枚




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