アニス #1



2026.07.25
アニスお嬢様のキャラストを読むぞ!

▶森

 ウルスラが森の中を散策していると、美しい女性が向こうから歩いてきた。

「やあ、こんにちは」
「……あら、お客さんだわ。お散歩かしら?」
「まぁそんな所だね。アタシはウルスラ。この街に引っ越してきたばかりさ」

 ウルスラが自己紹介をすると、どことなくミステリアスな雰囲気の女性は、ふわりと微笑んだ。

「私はアニス。アリシュテルダルへようこそ」
(こんな美人さんがいたとはねぇ……惚れ惚れする笑顔だよ!)

 ウルスラが小さく溜息を吐いた。それには気付かず、いや、気付かないフリをしているのか、アニスは近くの木に手を触れ、森をそっと見渡す。

「この森は豊か。四季折々でさまざまな顔を見せてくれるわ」
「そのようだね。少し歩いただけでも分かったよ」
「きっとあなたも気に入るはず」

 インドア派のウルスラですら、少し歩いただけで心地好かった。たまには散策するのも悪くない気がする。

「もう気に入ってるよ。それで、アニスは? 何をしてたんだい?」
「私? 野草と、変わったキノコを少しだけ頂いてきたの。お店で出すものの材料よ」
「野草とキノコ? 何のお店なんだい?」

 ウルスラの質問には微笑むばかりで、アニスは明確には答えない。

「ふふ。またどこかで会えるといいわね」

 そう笑って立ち去っていくアニス。

(精霊の類……じゃないよねぇ? ちゃんと人間だよねぇ?)

 不思議な出会い方に、ちょっと半信半疑になったウルスラなのであった。
(※後日普通に一夜荘で出会った)


アニスお嬢様、薬師系のお店なんかな……!?
気になるところなので、いつかお邪魔してみたいですね。




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