太陽

燦然と輝く太陽は、本物の太陽なんだろうか──?

一体いつからだろう?
見えているものに、疑うような気持ちを抱くようになってしまったのは……。

太陽に向かって僕は、静かに、どこか躊躇うようにして手を伸ばす。

確かな温もりが、僕の頼りない手を包み込む。
聖なる光にも似た太陽光は、僕の体中を走る血管までもを透かせるようで。

そうだ、こうして手を伸ばせば、太陽は分け隔てなく温もりを与えてくれる。

その事実に至った時、僕の心にこびりつき始めていた“疑念”という霜を跡形もなく溶かした。
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