蝶よ花よ

温室はいらない。僕がずっと見守っているから──
温室は優しいけれど、時にそれは“檻”のようにもなる。
僕は、それが恐ろしいのだ。

僕の大切な向日葵。
今日も健やかに、伸びやかに成長している。
風に揺れるように、わずかに傾ぐようにして僕を見つめている。
君はいつだって、様々な顔を僕に見せてくれる。
その瞬間を、切り取るように、焼き付けるように記憶しておこう。

願わくば、世のすべての花たちが、僕の向日葵と同じく、蝶よ花よのごとく、守られていますように──……
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