首都ジョーヌ
詳細:ティシュリ国のほぼ中央に位置する市。南寄りの中心部に王城があり、国内では最も広い面積を誇る。
景観に関しては先代の王が私財をも投じて王城へ続く大通りの区画整理、建て直しをしたことが当時大きな話題となり、それを理由にジョーヌと聞いて「延々と続く箱形の白い家々」を連想する者も多い。
現在は当時ほどの建築規則は無く、新たに建てる際にも家主が自由に外観・内装を決めることが出来るが、景観へのこだわりから自主的に同型の家を建てる者も多く、今でも城下周辺には、整然と並ぶ店々、家々を見に観光客が耐えず訪れている。
昔から今に至るまで、富裕層の華やかな邸宅が並ぶ地区、高価で名の知れた店ばかりが並ぶ地区が密集していたことからいわゆる【貴族の町】と言った印象が根強いようだが、通称“下町”と呼ばれる隣町ヴェール・リムに続く道を始め、中心街から離れた場所には一般的な住宅街や商店街も数多く存在しており、住民の中でも富裕層と呼ばれるのは半数程度。
華美な地区があることも事実だが、かといって贅の限りを尽くさずとも、この町で生きていくこと自体は可能である。
また、上記にある先代の王が決めた規則の名残で同型の家が多く、他の店、家と区別をつける為に凝った看板をかけることが流行したことから「看板職人」に対しての待遇、需要が他の町に比べても格段に良い傾向にあるが、その分優れた職人も既に多く育てられている為、他の町から一攫千金を狙って移り住んだ看板職人が「まるで使い物にならない」と非難され、職を失うことも少なくない。
夢や希望に溢れた町というよりは才能格差、財力格差のはっきりとした町であるようで、そういったことも含めて“最もティシュリ国らしい場所”と名前を上げられることが多いようである。