我はとても元気ぞ:ありがとうの言葉K
あ、いたいた。皆のもの、我ぞ……なんぞ、オトコ達が一斉にやってきたんだ。ああああ、オナゴたちをかっ攫っていく。そして突然出て来た、この垂れ幕はなんぞ?
『ソーシャルディスタンス』…なるほど!そういうことだったのか。意味はまったくわからぬが
ずいぶんと窮屈な世の中になってしまったものだ。早く日常が戻って欲しいのだ…
遊んでくれるひともおらず、遊びにもいけず。なんだかしょんぼりしてしまうのだ
ぐす…
皆にもふもふされた昔が、懐かしい…
せっかく、もふもふでいい香りにしてきたのに…
あの、イタちゃんこれ…
カナタか!?カナタ、我と遊ぶ…
ごめんなさい!
カナタまで行ってしまった。我、皆から嫌われているのではないだろうか…
カナタから貰ったこれはなんぞ?これは音声再生マシン?ぽちっとな
『おはよう、しろもふくん。
今回のターゲットは、老舗旅館の若旦那M。どうも彼にはきな臭い噂がある。
そこで、君の使命だが、Mを調べ面接の上でシロであれば、チームしろもふに加えて欲しい。
例によって、君もしくは君のメンバーが捕らえられ、あるいは殺されても、当局は一切関知しないから、そのつもりで。
なお、このテープは自動的に消滅する。
成功を祈る。
※音楽/アレンジ:スオウ』』
おおお、なんなのだ、シュルシュルいって煙が出て、機械が消えてしまったぞ
若旦那M…?なんなのかさっぱりぞ。これは調べてみるしかないの。…暇だし
くふふ、チームしろもふ…我はリーダーぞ!
あまりに暇すぎるイタ公は、怪しげな指令を実行することに。
果たしてMとはだれのことか。どんな者なのか。
そんな指令、実行していいのか。
待て次号!
イタちゃんお返事
まい! いつも声をかけてくれてありがとうな。どんなに理想的なもふもふにしても皆が我を煙たがっている中、まいだけが我を可愛いと何度も褒めて、歩みよってくれたのだ。嬉しくてたくさん加護をやりたかったのだが、力を取り戻したらわんさか加護をやるからな。…さあ、まい専用のもふもふぞ、思いきりもふれよ。いい匂いで、ふわふわぞ。なんでもここは神獣用のVIPルームで滅菌仕様。存分に我を愛でて構わないからな。もふもふし放題ぞ。そうと、もふもふ草紙はどうだった? 我、第三巻も執筆はしているのに、出版社都合で延期なのだ…。次の我も大活躍ぞ。出たら見てくれな。本編も早く進めて貰うからな。我、いい加減もう起きたいのだ…。それはさておき。さあ、なにして遊ぶぞ(わくわく・うきうき×エンドレス)