「なまえ、政府から文が届いているよ」
「ありがとうございます」
受け取った封筒を文机の脇に退ける。
「こらこら、ちゃんと目を通すんだ」
「後で読みます」
「今読みなさい」
「いいじゃないですか。毎回同じような事しか書いてませんし」
「いつもと違う事が書いてないとも限らないよ」
「もし重大な用件なら定期ではなく緊急の連絡で来ると思います」
「小さいからといっておざなりにするのは良くないね」
「短刀は大好きですよ?」
「こら、はぐらかさない」
「どうして私の時だけ中々読もうとしないんだい?他の者なら渡せばすぐ開封しているらしいじゃないか」
「大太刀も大好きです」
「誤魔化さない」
「大太刀の中で、石切丸さんが、特に好きです」
「構って欲しいならそう言いなさい。ほら、先に読んでしまって。私は逃げないから」
「読んでる間に祈祷始めちゃ嫌ですよ?」
「わかっているよ」