「……なまえ、何をしているんだい?」
「あ、歌仙さん、お帰りなさい!すみません、気が付かなくて……!」
「いや、構わないよ。それで、何をしていたんだい」
「畑仕事です!」
「……どうして君が畑仕事をしているのか聞かせてくれるかな」
「待ってる間暇だったのでやってしまおうかと!そういえばそろそろお風呂が沸」
「やめなさい。続きは僕がやっておくから」
「歌仙さんは汚れる仕事って嫌いですよね?私、こういうの結構好きですから任せて下さい!」
「そういう事じゃなくてね……」
「あ、もしかしてお腹空きました?それなら今ご飯の用意を」
「確かに多少疲れもあるし、土仕事は好きじゃあないけどね。だからって主にさせるのは最も雅から遠い事だよ」
「君は僕達の主なんだ。主が綺麗でいてくれないと僕達も報われない」
「だ、大丈夫ですよ!現代にはハンドクリームというものがあって手荒れとは無縁ですし!」
「……いや、うん、君のその一生懸命な所は美徳ではあるけども……」
「僕達の負担を減らそうとしてくれるのは嬉しい。でもね、なまえ。僕は主には雅で居てほしいんだ」
「みやび」
「他の者ができる事は他の者に任せてしまえばいい。」
「そういうの、なんだか横暴な気がしてしまって……歌仙さん達は神様だから尚更……」
「そう、僕らは神だ。そうやって敬ってくれる心が力になる。そんな君だからこそ、力を貸したいと思えるんだ」
「かせん!なまえさまがどこにも……、あっ、いました!」
「なまえさま、あたらしいなかまです!」
この後畑仕事が好きな五虎退が加わり、畑の当番問題は早々に解決するのであった。