2016/11/12 - 人生 2
第2話 没ネタウィスキートリオ全員じゃなくて最初は、スコッチとバーボンの対面を予定してた。 バーボンが、スコッチと仲のいい幹部がいて、あまりよく思ってなかった初対面。
「そろそろ僕に彼女を紹介してもらっても?」
非常に居心地悪そうだった。ごめん。スコッチと会うの久しぶりだったから。この人、まさか。噂の。似てる。あの人に似てる…!ずっと会いたかった!ずっと!あの時から!
「ああ悪い。バーボン。 彼女は苗字名前」
「自己紹介くらい私でもできるよ。ベリーニって呼ばれてる。うっわ!若っ!わっか!何歳差かなスコッチ!シミひとつない肌とか喧嘩売ってるとしか」
「これでも僕はもう20代後半なんですけど」
「嘘でしょ! ティーンにしか見えない。年齢10歳くらい余裕でサバ読む男!その名もバーボン!なんてね降谷零くん」
公式で言ってた実年齢よりも、もう少し上だ。大学も卒業したようだった。ふぅん。年齢詐欺しすぎじゃない?
「僕は安室透ですが」
「ごめんね零ちゃん。調べついてるんだ。ゼロと呼んだ方がいい?」
名前は、くすくすと笑いながら煙草を吸い始めた。
「お前の目的は何だ。苗字名前」
「降谷零になっているけれど」
「答えろ!!」
ズドンと銃声が響いた。名前は威嚇射撃だと分かっていたから平静を保つ。安室透は急ぎすぎたのだ。諸星大と同じ轍を踏む。期待の新人と呼ばれた彼は既にあらゆる方面から疑いがかかっている。私、悪役したくなかった。
「ごめん。ごめん。新人ってどういう子なのかなあって調べちゃったら、貴方がNOCって判明して遊びたくなっちゃった。 私は何も知らなかった。こういうことでいいね?」
「どういうことだ」
「余興かな」
はあ?とバーボンは首を傾げた。
「おいおい、名前。 そんな物騒なこと言わないでくれないか。そいつ卒業したらすぐに配属先が潜入捜査になっちまって」
「かわいそうに」
「ここまで棒読みで言われると清々しいな」
「新人って心が真っ白でしょ。黒く染まるまですぐだね」
名前は、今までいろんな人を見てきたよ、と言葉を紡いだ。ここは薄っぺらい漫画の世界じゃなくて現実なんだって思い知った。信じてた人も、お金を原因に裏切った。守りたかった人も死んでいった。正義を振りかざしていた警官の男は、ダブルフェイスだったのに、気付けば最後は地の底まで落ちて、組織の人間となったり、彼らが堕落するまでの道をたくさん見てきた。理想と現実は違う。
「俺は変わらない。何があっても。決して」
スカイブルーを写した瞳は、信じさせる何かがあるとは名前も感じる。彼は主人公サイドのキャラだ。死ぬまで信念を突き通すのだろう。だが、そう思うには名前はいささか闇を知りすぎた。
「そう。まあ、頑張ってティーンエイジャー」
名前は、もう興味は失せた、とその場を立ち去ろうとするとバーボンが一言漏らした。