隣の芝は青く見える


(ニキ'sとマスターと種火と)


「さぁ〜て、今日も元気に種火周回するかな〜〜!なになに、今日はランサーとアサシンか。獅子王とカーミラ様を育てようかな」

「よお、マスター」
「調子はどうだ?」
「よ、よお……」
「クエストか?俺を連れてけ」

「突然現れるニキ's〜〜〜!よっすよっす、みんなお揃いでどうしたの?プニキ顔色悪いね?」

「あ、いや、その、」

「まあまあ、若い俺のことはいいとして。マスターよぉ、今日はランサーの種火クエストだよな?」

「ん?そうだね」

「勿論、行くんだろ?」

「モチのロン」

(ふるい……)

「その集めた種火、誰にやるかはもう決めてんのか?」

「え゛っ」

(決まってるな……そしてそれは歳とった俺じゃねぇ、と)

「……なあ、マスター」

「ひぃ!なんすかなんすか!ニキだけじゃなくキャスニキまで肩に腕回してきて!暴力っすか!暴力ならうちの番長通してください!」

「番長ってのは誰だ。そいつを殺す」

「落ち着けよ、オルタの俺!」

「番長は番長だよ!カルナ番長だよ!」

「あいつ、番長ってガラじゃねぇだろ……」

「そんなこたァどうでもいいんだよ」

「ひっ」

「なぁ、マスター。槍持った俺の言うことも聞いてやってくれや」

「ど、どうしたのニキ」

「マスター、俺がいつここに来たか覚えてるか」

「? マスター始めた日に来てくれたよね」

「そうだ。俺はお前がへなちょこの時からずっと一緒だった」

「へなちょこ……」

「今もへなちょこだがな」

「オルタ、しっ!」

「そんな古参である俺のレベル、いくつだ」

「レベル……ニキのレベル……(最終再臨にいってないことだけはわかる)」

「……思い出せねぇか、そうかそうか」

「ついでに俺のレベルも思い出してくれ」

「キャスニキのレベル……レベ、ル……(最終再臨にいってないことだけはわかる)」

「あとから来た若い俺とオルタのレベルはいくつだ?」

「マックス!!!!(とても良い笑顔)」

「そ゛ぉ゛た゛な゛ぁ゛〜〜〜!!!!!!!!」

「いだだだだだだっ!」

「槍持った俺のレベルは40、俺のレベルは42だな」

「マスター、今日の種火はぜっっっったい俺によこせ!!いいな?!」

「くっ……!」

「なに悔しそうに視線逸らしてんだ!!!!」

「キャスターの種火の時は俺に頼むぜ」

「エレナちゃんが、」

「焼き尽くす炎の檻」

「うっっっそでぇーーーす!」

「くだらねぇ。俺は戻る。殺戮の時になったら呼べ」

「殺戮の時ってなんだよ……」

「とにかく俺と、ついでにキャスターの俺に種火をよこせ!絶対!」

「や、」

「や?」

「約束はできねぇ……!!」

「に、逃げんなこの野郎!!!!」

「丸焼きにしてやるぜ!!!!」

「はぁ……俺も戻ろう」