記録

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▽2016/09/23（Fri）
崩壊
事が起こったのは9月22日、秋分の日の晩だった。
大体、20時過ぎた辺だった様に記憶している。

戸籍上娘であるわたしが、仕事で汚れた身体や頭等を洗う為シャワーを浴びていたら、突然母の荒げた声が聞こえた。
わたしは裸のままで風呂場から顔を覗かせて見たものは、戸籍上父にあたるあの男が母の腕を掴んで引っ張っている所だった。
母は引き摺られないように何とか踏ん張っていたようだが、力ずくで引き摺って行った。

わたしは頭が泡まみれのままだったので、急いで泡を流し身体を拭いてシャツとパンツだけを着用して母のもとにかけつけた。

幸いな事に、弟が部屋から直ぐに来てくれていた様で、その時点では暴力を目にはしていなかった。

後から聞いたことだが、母はあの男に、耳を含む右頬を平手で殴られたらしい。
あの痣を見れば、現場を見ていなくても、あの男が暴力をふるったと断言してもいいと思う。

それからは1日と日が経つにつれ、母の痣は酷くなったり、増えたりした。

増えたのは右側上腕二頭筋辺りと、右足裏の土踏まず辺り。

何処も赤紫色に変色していて、部位によっては黒に近い所迄変色している。

特に上腕二頭筋辺りはぶつけたのか、殴られたのか判別出来無いが、腫れていた。



この事があったので、母に出来れば最低でも3ヶ月遡って、記録として日記を書く事を勧めた。書いているかどうかは分からないが。

わたしもあんな事があった為に、Web上に記録として残しておこうと思う。


あの男は、今日1日はおとなしかったようだ。


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