The mark to ensure that no mistake
あれから数日。九条望実は依然として捕まえる事は出来ていない。そして黒崎一護の物的証拠がどんどん出て来る。恐らく犯人は黒崎に罪を被せるつもりなんだろう。用意周到な犯行だ
「隊長」
『は…はい?』
修兵さんに呼ばれて書類から顔を上げる。敬語になってしまったのはあれだ。説教がかなり怖かったから。途中何処からか話を聞きつけた拳西さんまで説教に加わって正直逃げ出したいくらい怖かった
そんなトラウマになりそうな出来事を思い出していれば修兵さんがとんとんと自分の首をつついた
「取り敢えず、首見せろ」
『首?』
「ん」
意図は判らないが大人しく従っておいた方が良いだろう。言われた通りに髪を避けて首を出す。すると机に向かっていた修兵さんが此方に来た。そして何故か僕を抱き締める
「動くなよ」
『へ?』
「う ご く な よ ?」
『は、はい…』
ドスの利いた声で言われると怖いです修兵さん。頷いて固まっていれば修兵さんが顔を首に寄せて来た。え、何するの。動くなよって事は痛い事?
そう考えると不意にがぷっと。え、がぷっと?
『い゙っ―――!!!!』
「ん゙ー」
ん゙ーじゃねぇよ痛いわ!何で咬んでんの!?
ちょっごりごり言ってる痛い痛い!逃げようとすれば修兵さんがきつく抱き締めて腕の動きを封じる。何これ何の拷問?何で僕咬まれてんの?
「……こんなもんか?」
『……何が…』
好きなだけ人の首をごりごり咬みたくって顔面卑猥様は漸く咬むのを止めた。最後にぺろりと咬んだ痕を舐めた修兵さんが僕の首を見る。何故舐めた。
あーもうまだじんじんする。絶対えげつない歯形付いてる。痛過ぎて涙出て来た
何故こんな事をしたのか訊けば修兵さんは至って普通にこう答えた
「これがあれば霊骸と見分けんのが楽になるだろ」
『………』
思わず目を見開く。え、あんたそんだけの為に僕の首咬みたくったの?僕は見分ける為にこんな痛い思いさせられたの?
つか見分ける為なら何か合図決めたり装飾品変えてみたり他にも腐る程出来る事はあるだろうが。なのに何で一番痛い方法取りやがったこの野郎
『修兵さん。何で咬んだ?』
「あ?んなもん俺が咬みたかったからに決まってんだろうが」
『………』
この野郎どうしてくれようか
俺間違ってねぇしって言いたげな顔が無性に腹立つ。無駄に整った顔にかなり腹立つ。一発ぶん殴るか?いやそれよりも同じ痛みを知らしめてやった方が良い。そうすればきっと反省するだろうし有り得ないとは思うが再犯を防げるだろう
『修兵さん』
「ん?」
『僕にも咬ませろ』
「おう」
『…いやいやいや』
反応可笑しいから。普通嫌がるだろこれは。何普通に首咬みやすい様に傾けてんの?ほんと何なの修兵さんあんた馬鹿なの?…ああ馬鹿だった
「さっさとしろよ」
『………』
急かす修兵さんに寧ろ僕が怖じ気づく始末。何だこの状況。や、これが普通の反応だと思う。だっていきなり首咬めは引くでしょ。それにさっきはあんな事考えたけどやっぱ修兵さんに痛い思いさせたくないし
戸惑っていれば痺れを切らしたらしい修兵さんが僕の頭を強引に首もとへ持って行った
「早くしねぇともう一回咬むぞ」
『………』
それは絶対嫌だ。痛過ぎる。首を横に振ればなら早く咬め、と。こうなったらこの人はやるまで引かない。仕方ない、咬むしかないか
『痛かったらごめん』
「いや痛く咬まねぇと痕付かねぇだろ」
深呼吸してから渋々咬み付く。だが軽く咬んでいるのがバレたのかぐいっと頭を押し付けられた。そうなれば強制的に歯も押し付けられる訳で
「案外痛ぇな」
『うー』
暫く押し付けられてから漸く解放された。そこにはうっすらと歯形が付いている。いや二人揃って歯形付けてるとか何してんだか
遊んでる暇はないってのに
「じゃ、現世行ってくるわ」
『ん、行ってらっしゃい』
そう言うと修兵さんは立ち上がった。そしてごそごそと思い出した様に懐を探る。
「これ付けときゃ見分け付くんじゃね?」
そう言って首に下げたのはクロスのペンダント。誕生日に僕があげたやつだ
『最初からそうして欲しかった』
いやほんと咬む前にそうして欲しかった。ジト目で睨めば修兵さんが笑う
「俺が見分けられねぇかも知れねぇからその歯形は有効だ」
『顔面卑猥め爆発しろ』
「やなこった」
修兵さんが僕の頭を撫でた
ちらりと見れば真剣な顔
「もし相手が俺でも殺されようなんて考えんじゃねぇぞ」
『………判ってる』
今度はちゃんと戦うよ。そう返せば修兵さんが安心したと笑う。
「ならさっさと終わらすか」
bite!
(行ってくる)
(行ってらっしゃい)
「隊長」
『は…はい?』
修兵さんに呼ばれて書類から顔を上げる。敬語になってしまったのはあれだ。説教がかなり怖かったから。途中何処からか話を聞きつけた拳西さんまで説教に加わって正直逃げ出したいくらい怖かった
そんなトラウマになりそうな出来事を思い出していれば修兵さんがとんとんと自分の首をつついた
「取り敢えず、首見せろ」
『首?』
「ん」
意図は判らないが大人しく従っておいた方が良いだろう。言われた通りに髪を避けて首を出す。すると机に向かっていた修兵さんが此方に来た。そして何故か僕を抱き締める
「動くなよ」
『へ?』
「う ご く な よ ?」
『は、はい…』
ドスの利いた声で言われると怖いです修兵さん。頷いて固まっていれば修兵さんが顔を首に寄せて来た。え、何するの。動くなよって事は痛い事?
そう考えると不意にがぷっと。え、がぷっと?
『い゙っ―――!!!!』
「ん゙ー」
ん゙ーじゃねぇよ痛いわ!何で咬んでんの!?
ちょっごりごり言ってる痛い痛い!逃げようとすれば修兵さんがきつく抱き締めて腕の動きを封じる。何これ何の拷問?何で僕咬まれてんの?
「……こんなもんか?」
『……何が…』
好きなだけ人の首をごりごり咬みたくって顔面卑猥様は漸く咬むのを止めた。最後にぺろりと咬んだ痕を舐めた修兵さんが僕の首を見る。何故舐めた。
あーもうまだじんじんする。絶対えげつない歯形付いてる。痛過ぎて涙出て来た
何故こんな事をしたのか訊けば修兵さんは至って普通にこう答えた
「これがあれば霊骸と見分けんのが楽になるだろ」
『………』
思わず目を見開く。え、あんたそんだけの為に僕の首咬みたくったの?僕は見分ける為にこんな痛い思いさせられたの?
つか見分ける為なら何か合図決めたり装飾品変えてみたり他にも腐る程出来る事はあるだろうが。なのに何で一番痛い方法取りやがったこの野郎
『修兵さん。何で咬んだ?』
「あ?んなもん俺が咬みたかったからに決まってんだろうが」
『………』
この野郎どうしてくれようか
俺間違ってねぇしって言いたげな顔が無性に腹立つ。無駄に整った顔にかなり腹立つ。一発ぶん殴るか?いやそれよりも同じ痛みを知らしめてやった方が良い。そうすればきっと反省するだろうし有り得ないとは思うが再犯を防げるだろう
『修兵さん』
「ん?」
『僕にも咬ませろ』
「おう」
『…いやいやいや』
反応可笑しいから。普通嫌がるだろこれは。何普通に首咬みやすい様に傾けてんの?ほんと何なの修兵さんあんた馬鹿なの?…ああ馬鹿だった
「さっさとしろよ」
『………』
急かす修兵さんに寧ろ僕が怖じ気づく始末。何だこの状況。や、これが普通の反応だと思う。だっていきなり首咬めは引くでしょ。それにさっきはあんな事考えたけどやっぱ修兵さんに痛い思いさせたくないし
戸惑っていれば痺れを切らしたらしい修兵さんが僕の頭を強引に首もとへ持って行った
「早くしねぇともう一回咬むぞ」
『………』
それは絶対嫌だ。痛過ぎる。首を横に振ればなら早く咬め、と。こうなったらこの人はやるまで引かない。仕方ない、咬むしかないか
『痛かったらごめん』
「いや痛く咬まねぇと痕付かねぇだろ」
深呼吸してから渋々咬み付く。だが軽く咬んでいるのがバレたのかぐいっと頭を押し付けられた。そうなれば強制的に歯も押し付けられる訳で
「案外痛ぇな」
『うー』
暫く押し付けられてから漸く解放された。そこにはうっすらと歯形が付いている。いや二人揃って歯形付けてるとか何してんだか
遊んでる暇はないってのに
「じゃ、現世行ってくるわ」
『ん、行ってらっしゃい』
そう言うと修兵さんは立ち上がった。そしてごそごそと思い出した様に懐を探る。
「これ付けときゃ見分け付くんじゃね?」
そう言って首に下げたのはクロスのペンダント。誕生日に僕があげたやつだ
『最初からそうして欲しかった』
いやほんと咬む前にそうして欲しかった。ジト目で睨めば修兵さんが笑う
「俺が見分けられねぇかも知れねぇからその歯形は有効だ」
『顔面卑猥め爆発しろ』
「やなこった」
修兵さんが僕の頭を撫でた
ちらりと見れば真剣な顔
「もし相手が俺でも殺されようなんて考えんじゃねぇぞ」
『………判ってる』
今度はちゃんと戦うよ。そう返せば修兵さんが安心したと笑う。
「ならさっさと終わらすか」
bite!
(行ってくる)
(行ってらっしゃい)