今日は久々に非番だったので、午前中に部屋の掃除をして午後は流魂街に向かった。
向かう先はお爺ちゃんとお婆ちゃんの家。

『ただいま』

「あら、おかえり独ちゃん」

戸を開ければお婆ちゃんが笑顔で迎えてくれた。草履を脱いで家の中に上がる。
久々に帰って来たな。最近は忙しくて帰れてなかったし

「隊長は大変かい?」

お爺ちゃんの言葉に頷く。大分慣れてきたけどやっぱり仕事は多い。

「今日檜佐木くんはお仕事かい?」

『あの人は今修行中だから九番隊には居ない』

そう言うと二人は驚いた顔をした。ああ、隊に居ないって言ったら驚くか

『二年くらいで戻るらしいよ』

煎餅をかじりながらそう伝えれば二人は顔を見合わせた。

「寂しいねぇ」

『もう慣れた』

流石に一カ月経ったしね
そう返すとお爺ちゃんに頭を撫でられた。何だと見ればお爺ちゃんは優しい顔をしていた

「独月、寂しい時は素直に寂しいと言っても良いんだよ」

『え』

首を傾げると困った様に笑ったお婆ちゃんがそっと茶を渡してくれた。

「独ちゃん、貴女最近笑ってないんじゃない?」

『え?』

笑ってないなんてそんな事はないと思うんだけど
でも最近そんなに楽しくない気もしないでもない。うん、何でだろう

「独ちゃん、貴女は今寂しくて笑えなくなってるのよ」

『…寂しくて…?』

聞き返せばそうよとお婆ちゃんが笑った。何それ新手の病気?そんな事を考えていればお爺ちゃんにも頭を撫でられる

「檜佐木くんが早く帰ってきてくれると良いね」

『?……うん…』

頷けば二人は笑った



帰省



((何で二人共こんなににこにこしてるんだ……))