それはやばい
「おい、入るぞー」
何回か戸を叩く音がして、がちゃがちゃと音がした。がちゃりと音がして、次に扉の開く音。お邪魔しますと言いながら声の主は台所に向かう。冷蔵庫を開けて何を作ろうか思案し、行動を開始する
朝食準備に目処が立つと寝室に向かう。それが一連の流れ
「独月起きろ。朝だぞ」
潜っていた布団がゆさゆさと揺さぶられる。うう、朝から酔いそう
『……酔う…』
「なら身体を起こせ。二度寝はなしだ」
のそのそと身体を起こせば頭を撫でられる
『…おはよう』
「おう、おはよ。着替えたら来いよ」
頷けば一撫でして修兵さんは台所に向かった。二度寝したいがすれば後が怖い。という事でベッドから出た
霊術院の制服に着替えて洗面台で顔を洗う。居間に向かえば修兵さんが朝食を机に並べていた。僕は並べてあった湯飲みにお茶を注ぐ。修兵さんが座るのを見て席に着く
『「頂きます」』
二人で手を合わせて一言。お吸物を一口飲むと修兵さんと目が合った
「どうだ?」
『美味しい』
「そうか」
修兵さんはそう言って自分の食事に戻った。毎日行われるこの会話には何時もありがとうの意も込められている。前に毎日ありがとうございますと言ったら美味いと言ってくれればありがとうの意味でとるからと言われた。なので僕は毎日美味しいと言って食べる。実際美味しいし有り難いし
食べ終わると僕は座っている事を命じられる。その間修兵さんは食器洗い。前までは自分でやろうとしていたのだが悉く阻止された。何故
因みに家でやらせて貰えるのは洗濯(洗濯機のボタン押すだけ)と洗濯物を干すのと風呂掃除のみ。台所全般は修兵さんの分野。此処は寮の僕の部屋なんだが
言い忘れていたが本来寮は二人一部屋だ。何故僕は一人かと言うと理由は簡単。人数的に余ったから。まぁ毎朝この状態なので他の誰かと一緒にならなくて良かったとは思う。だって毎日優等生の檜佐木修兵が朝ご飯作りに来るし。修兵さんのファンが居たらその人は恐らく毎日が幸福過ぎて死ぬ
「良し、独月そろそろ行くぞ」
『ん』
洗い物を終えた修兵さんが時計を見た。今更ながらこの部屋には現世の便利品が沢山ある。気付いたら部屋に置かれていた。若干気味が悪いが便利なので使わせて貰っている
巾着を持ち戸を開けて待っている修兵さんに並ぶ。そして霊術院に向かうのだ
『……朝は、こんな感じ…』
毎朝の風景を話せば藤堂さんは暫く茫然としていた。藤堂神那、四回生にしてやっと出来た修兵さん以外の話し相手である。彼女は元々僕に興味があったらしく話し掛けてきた。噂の天才児に興味があった、と。僕はそんな風に呼ばれているらしい。それから休み時間に話をする仲になった。
彼女は前々から修兵さんと僕の仲の良さを不思議に思っていたらしい。何でも雰囲気的に合わなそう、とか
今日も髪を結んで貰っていたら彼女は不思議そうに僕と修兵さんを見ていた
暫く固まっていた藤堂さんが真剣な顔で僕を見た。え、何どうしたの
「あんた確か料理させて貰えないんだよね?」
『…ん…危ない、からって…』
「………それってさ」
『ん』
「檜佐木先輩が卒業したらあんた苦労するよ?」
『………』
それは不味い
((お婆ちゃんにも料理させて貰えなかったから僕殆ど料理した事ない…))
(取り敢えず檜佐木先輩に料理教えて下さいって頼んでみなよ)
(……ん)
何回か戸を叩く音がして、がちゃがちゃと音がした。がちゃりと音がして、次に扉の開く音。お邪魔しますと言いながら声の主は台所に向かう。冷蔵庫を開けて何を作ろうか思案し、行動を開始する
朝食準備に目処が立つと寝室に向かう。それが一連の流れ
「独月起きろ。朝だぞ」
潜っていた布団がゆさゆさと揺さぶられる。うう、朝から酔いそう
『……酔う…』
「なら身体を起こせ。二度寝はなしだ」
のそのそと身体を起こせば頭を撫でられる
『…おはよう』
「おう、おはよ。着替えたら来いよ」
頷けば一撫でして修兵さんは台所に向かった。二度寝したいがすれば後が怖い。という事でベッドから出た
霊術院の制服に着替えて洗面台で顔を洗う。居間に向かえば修兵さんが朝食を机に並べていた。僕は並べてあった湯飲みにお茶を注ぐ。修兵さんが座るのを見て席に着く
『「頂きます」』
二人で手を合わせて一言。お吸物を一口飲むと修兵さんと目が合った
「どうだ?」
『美味しい』
「そうか」
修兵さんはそう言って自分の食事に戻った。毎日行われるこの会話には何時もありがとうの意も込められている。前に毎日ありがとうございますと言ったら美味いと言ってくれればありがとうの意味でとるからと言われた。なので僕は毎日美味しいと言って食べる。実際美味しいし有り難いし
食べ終わると僕は座っている事を命じられる。その間修兵さんは食器洗い。前までは自分でやろうとしていたのだが悉く阻止された。何故
因みに家でやらせて貰えるのは洗濯(洗濯機のボタン押すだけ)と洗濯物を干すのと風呂掃除のみ。台所全般は修兵さんの分野。此処は寮の僕の部屋なんだが
言い忘れていたが本来寮は二人一部屋だ。何故僕は一人かと言うと理由は簡単。人数的に余ったから。まぁ毎朝この状態なので他の誰かと一緒にならなくて良かったとは思う。だって毎日優等生の檜佐木修兵が朝ご飯作りに来るし。修兵さんのファンが居たらその人は恐らく毎日が幸福過ぎて死ぬ
「良し、独月そろそろ行くぞ」
『ん』
洗い物を終えた修兵さんが時計を見た。今更ながらこの部屋には現世の便利品が沢山ある。気付いたら部屋に置かれていた。若干気味が悪いが便利なので使わせて貰っている
巾着を持ち戸を開けて待っている修兵さんに並ぶ。そして霊術院に向かうのだ
『……朝は、こんな感じ…』
毎朝の風景を話せば藤堂さんは暫く茫然としていた。藤堂神那、四回生にしてやっと出来た修兵さん以外の話し相手である。彼女は元々僕に興味があったらしく話し掛けてきた。噂の天才児に興味があった、と。僕はそんな風に呼ばれているらしい。それから休み時間に話をする仲になった。
彼女は前々から修兵さんと僕の仲の良さを不思議に思っていたらしい。何でも雰囲気的に合わなそう、とか
今日も髪を結んで貰っていたら彼女は不思議そうに僕と修兵さんを見ていた
暫く固まっていた藤堂さんが真剣な顔で僕を見た。え、何どうしたの
「あんた確か料理させて貰えないんだよね?」
『…ん…危ない、からって…』
「………それってさ」
『ん』
「檜佐木先輩が卒業したらあんた苦労するよ?」
『………』
それは不味い
((お婆ちゃんにも料理させて貰えなかったから僕殆ど料理した事ない…))
(取り敢えず檜佐木先輩に料理教えて下さいって頼んでみなよ)
(……ん)