『……修兵さん』

「おう、行くぞ」

屋根に転がっていると鳴った電子音。見れば場所はこの町、修兵さんがゆっくり腰を上げた




『………此処だね』

「気ぃ抜くなよ独月」

『ん』

藤凍月を抜いて構える。数は三。何れも下級の虚に見えるが油断は出来ない。寧ろ最後の最後に気を抜いて修兵さんのお世話になってるのが僕だし

――ギィィィィィ!

『うわ汚っ』

虚が吐き出した物を慌てて避ける。着弾地点から嫌な音が聞こえてきた。溶けてる。あいつが吐いたの消化液か

「面倒な奴等だな」

修兵さんが舌打ちをした。斬魄刀を逆手に構える。ああ、一瞬で終わらす気ですか
なら僕は一発で終わる様に虚の動きを封じよう

『縛道の一・塞』

捕らえられた虚達が暴れ出す。直ぐに破られるだろうが構わない。僕がしたかったのは一瞬でも動きを封じる事だから

「――遅ぇ」

青白い光が走り虚が全て真っ二つになった。やっぱ修兵さん強いな。つか速くて見えん

「サポートご苦労さん」

傍に来た修兵さんに頭を撫でられる。一応手伝ったけどぶっちゃけ僕が手伝わなくてもあの一発で全部片付いてたんじゃないか

「良し、帰るぞ」

『了解』



昇華完了



(手応えねぇな)

(修兵さんが一発で終わらせたからね)