崩壊の足音
「独月、居るか?」
『只今留守にしております』
「居留守かよ」
ガチャリと副官室の扉を開けた修兵さんが僕を腕に乗せた。
「行くぞ」
『………はぁ』
「えー、これから九、十三、十四番隊の合同定例会を始める!」
海燕さんの言葉で全員が一礼する。合同で開いたのはあれだ、一回で済ませたいから。それぞれ面倒だと思ってたみたいで定例会怠いって言ったら海燕さんと修兵さんが乗ってきてこうなった。まぁ海燕さんが仕切ってくれるから非常に楽なんだけど
「連絡は以上だ!オメーらから何かあるか?」
「俺からは何も。お前は?」
『僕もないです』
隣に立っている修兵さんと同じく首を横に振る。元々意見もないし
「ならこれで定例会を終了する!」
「独、ちょお来い」
『何だぜんざい隊長』
「財前や」
手招きした財前の方に近寄る。財前が書類を一枚差し出してきた
「十三番隊の調査部隊の同行や」
『了解』
受け取った書類に目を通す。調査部隊の同行。副隊長クラスが駆り出されるのはその調査対象の危険度が高いから。本来なら海燕さんが行くべきだがあの人は用事によって出られない為代わりに僕が出る事になった
「気ぃ付けよ。あくまで虚の能力調査や。無理に戦わんでええ」
『ん』
この調査部隊が発つのは今日の夜。何故だろう、何だか胸騒ぎがする
『………すみません。十四番隊の桜花です。檜佐木副隊長はいらっしゃいますか?』
「おう、入れー」
九番隊舎の副官室を訪ねれば気怠げな声が返ってきた。
「どうしたんだ独月」
ソファに転がっていた修兵さんが身を起こす。三席は居ないみたいだ
『任務の前に修兵さんの顔見とこうと思って』
「あ?任務?」
きょとんとした修兵さんが首を傾げた。頷いて先程言い渡された任務の書類を渡せば彼は思案する様子で顎に手をやった
「調査部隊への同行、ねぇ…」
『海燕さんの代わりだけどね』
「……へぇ…」
書類を僕に返した修兵さんが隣に座る様に促した。何だと思いつつ座ればぎゅっと抱き締められる
『修兵さん?』
「……気を付けろよ」
僕の肩に顔を埋めた修兵さんが口を開いた
「何か嫌な予感がするんだよ……絶対に帰って来い」
『………はい』
背中に手を回せば更にきつく抱き締められる。
そろそろ内臓が圧死するぞ修兵さん
「怪我もすんなよ」
『努力はするが保証は出来ない』
「おいおい」
そっと離した修兵さんが僕を見て優しく笑う
「行ってこい、桜花副隊長」
『行って来ます、檜佐木副隊長』
「あら、ちびさぎ副隊長が同行して下さるんですか?」
『はい。宜しくお願いします、都さん』
軽く頭を下げれば此方こそと優しく笑われた。都さん――何時もお世話になっている海燕さんの奥さんだ。女だてらに十三番隊の三席を張ってる辺り凄く尊敬している。性格も凄く良いし何でも出来る凄い人
そろそろ時間だ。周りが準備出来ている事を確認してから都さんに言う
『では、出立しましょうか』
「ええ」
Tragedy befall her again and again
(…嫌な予感がする……独月…)
『只今留守にしております』
「居留守かよ」
ガチャリと副官室の扉を開けた修兵さんが僕を腕に乗せた。
「行くぞ」
『………はぁ』
「えー、これから九、十三、十四番隊の合同定例会を始める!」
海燕さんの言葉で全員が一礼する。合同で開いたのはあれだ、一回で済ませたいから。それぞれ面倒だと思ってたみたいで定例会怠いって言ったら海燕さんと修兵さんが乗ってきてこうなった。まぁ海燕さんが仕切ってくれるから非常に楽なんだけど
「連絡は以上だ!オメーらから何かあるか?」
「俺からは何も。お前は?」
『僕もないです』
隣に立っている修兵さんと同じく首を横に振る。元々意見もないし
「ならこれで定例会を終了する!」
「独、ちょお来い」
『何だぜんざい隊長』
「財前や」
手招きした財前の方に近寄る。財前が書類を一枚差し出してきた
「十三番隊の調査部隊の同行や」
『了解』
受け取った書類に目を通す。調査部隊の同行。副隊長クラスが駆り出されるのはその調査対象の危険度が高いから。本来なら海燕さんが行くべきだがあの人は用事によって出られない為代わりに僕が出る事になった
「気ぃ付けよ。あくまで虚の能力調査や。無理に戦わんでええ」
『ん』
この調査部隊が発つのは今日の夜。何故だろう、何だか胸騒ぎがする
『………すみません。十四番隊の桜花です。檜佐木副隊長はいらっしゃいますか?』
「おう、入れー」
九番隊舎の副官室を訪ねれば気怠げな声が返ってきた。
「どうしたんだ独月」
ソファに転がっていた修兵さんが身を起こす。三席は居ないみたいだ
『任務の前に修兵さんの顔見とこうと思って』
「あ?任務?」
きょとんとした修兵さんが首を傾げた。頷いて先程言い渡された任務の書類を渡せば彼は思案する様子で顎に手をやった
「調査部隊への同行、ねぇ…」
『海燕さんの代わりだけどね』
「……へぇ…」
書類を僕に返した修兵さんが隣に座る様に促した。何だと思いつつ座ればぎゅっと抱き締められる
『修兵さん?』
「……気を付けろよ」
僕の肩に顔を埋めた修兵さんが口を開いた
「何か嫌な予感がするんだよ……絶対に帰って来い」
『………はい』
背中に手を回せば更にきつく抱き締められる。
そろそろ内臓が圧死するぞ修兵さん
「怪我もすんなよ」
『努力はするが保証は出来ない』
「おいおい」
そっと離した修兵さんが僕を見て優しく笑う
「行ってこい、桜花副隊長」
『行って来ます、檜佐木副隊長』
「あら、ちびさぎ副隊長が同行して下さるんですか?」
『はい。宜しくお願いします、都さん』
軽く頭を下げれば此方こそと優しく笑われた。都さん――何時もお世話になっている海燕さんの奥さんだ。女だてらに十三番隊の三席を張ってる辺り凄く尊敬している。性格も凄く良いし何でも出来る凄い人
そろそろ時間だ。周りが準備出来ている事を確認してから都さんに言う
『では、出立しましょうか』
「ええ」
Tragedy befall her again and again
(…嫌な予感がする……独月…)