「独、知っとるか?」

『何を?』

書類に目を通している財前が言った

「瀞霊廷内に旅禍が侵入したらしいで」

『初めて聞いた』

当たり前か、基本的に僕は木陰か執務室のソファで寝ている
その話が出た時も寝てたんだと思う

「せやから斬魄刀は帯刀しとけ」

『へーい』

机の近くに置いてあった藤凍月を一撫でしてソファに転がる

「書類整理手伝えや」

『怠い』

「なして副隊長のお前が楽して隊長の俺が頑張っとんねん」

『財前が真面目だから?』

「隊長付け。お前がさぼっとるからや」
























『ふぁあ……』

「緊張感ないやっちゃな…」

欠伸をする僕に溜め息を吐く財前。いや僕に緊張感ないとか今更だな

『つか何で外ふらふらしてんの?』

「さっき言うたやん。見回りや」

どうやら旅禍探しをしているらしい。つかそんな事さっき言わなかった気がするんだけど

『たーいちょーぅ』

「何やそのやる気ない呼び方」

『乱菊さんの真似』

言えば財前が溜息を吐いた

『此処ら辺探しても無駄じゃね?霊圧感じないし』

さっきからこの辺りを探したけど霊圧を感じない。霊圧消して隠れてるという訳でもないと思う。隠れてるのを探すのは得意だから自信あるし

「さよか。なら戻るで」

僕の頭を撫でて財前は歩き出した
その後を僕もついて行く

『あー善哉食べたい』





探し物





(財前ー善哉)

(隊長付け。冷蔵庫ん中や)

(わーい)