『お疲れ様です朽木隊長』

「……ああ」

向こうからやってくる朽木隊長に頭を下げる。彼は無表情だが返事をしてくれた。邪魔にならない様に脇に避けると朽木隊長は僕の前でぴたりと止まった。そのまま僕をじっと見る。え、どうしたの?

「…焦りは消えた様だな」

『へ?………あ』

一瞬何を言われたのか判らなかった。けれど焦り、という言葉から見てこの前の日番谷隊長や修兵さんの言っていた事かと推測。僕ははいと頷いた

『自分のペースで頑張ろうと思いまして』

「…そうか」

まぁ修兵さんが卍解を会得するまでの繋ぎみたいなもんだし。それ以前に修兵さんが認めた人になら何時でも隊長譲るし
朽木隊長が懐を漁りだした。何だろうと思っていると小さな包みが取り出される。それは僕の前に差し出された

「……受け取れ」

『あの、これは…?』

首を傾げる僕の手を取って握らせる。何だこれ。包みを見ていると朽木隊長が口を開いた

「私は甘い物は好まぬ。そなたが食すと良い」

『…ありがとうございます』

つまりは甘味の始末に困っていたのでこれをやる、と。まぁ甘い物は嫌いじゃないので遠慮なく頂く事にした
すると僕の頭に手を置いてから歩き出した朽木隊長。え、何だ今の。頭撫でられ、た?

『えぇえ………』



何が起きた


(お帰り隊長…ってどうした?)

(明日槍が降る明日槍が降るうあー)

(おいマジで何があった)