女性死神協会の野望
『……恥ずかしい顔写真集?』
「そ!だから協力してよちびさぎ隊長!」
いきなり隊首室に駆け込んで来た乱菊さんが僕を見るなりそう言った。何でも女性死神協会が財政難らしく下手したら解散の危機。その財政難を乗り越える為に男性副隊長の恥じらった表情を撮った写真集を売りたい、と
『相変わらず発想ぶっ飛んでますね乱菊さん』
「やだ誉めたって何も出ないわよちびさぎ隊長っ」
誉めてねぇよ。寧ろ吃驚だわ。つかその写真集は男性副隊長が被写体。つまり修兵さんとか吉良とか。実際僕には関係ない。この人は僕に何を頼もうとしてるんだろう
『で、何を協力しろと?』
「話が早くて助かるわ!あのね、ちびさぎ隊長に頼みたいのはたった一つ」
「…っ…此処まで来れば流石に安全だろ…」
『お帰り修兵さん』
「おう……ただいま隊長…」
タオルを渡せば汗を拭き始めた。確かこの人は夜一さんと砕蜂隊長に追われてたんだったか。この様子だと必死こいて逃げて来たと見える。つか隠密機動の隊長から逃げ切るってどんだけだ。寧ろそれ程捕まりたくなかったと見るべきか。そう考えると言い辛い。非常に言い辛い。寧ろ言っちゃ駄目な気がして来た
「……隊長、眉間に皺寄せてどうしたんだ?」
修兵さんが僕の顔を覗き込んで来た。明らかに疲れてる。幾ら乱菊さんの頼みでも言えないわこれ
『何でもない何でもないっ』
否定したのに今度は修兵さんの眉間に皺が寄った。何故
「何悩んでんだよ隊長」
頭を撫でながら修兵さんが優しい声で訊いてくる。いや言えないって。何でもないと首を振れば修兵さんが腰を曲げて視線を合わせてきた
「悩んでんなら俺を頼れよ。それとも俺はそんなに頼りねぇの?」
頼りない訳じゃない。言えないだけです
「お前の悩みなら何だって受け止めてやる。俺に出来る事があんなら何だってしてやる」
『……修兵さん…』
「だからお前の悩み事、話してくれよ独月」
え、言っちゃって良いのかこれ。絶対修兵さん後悔する事になると思うんだけど良いのか
『……聞いたら絶対後悔するよ?』
「んな事聞かねぇと判んねぇだろ?」
いや判るって。
出来れば言いたくないんだって
『……どうしても言わないと駄目?』
「俺は訊きてぇな」
マジか。つか頼む引き下がってくれ。僕はこんな事頼みたくない
『…言わないと駄目?』
「言えよ。一人で抱え込むんじゃねぇ」
いや抱え込んでない。修兵さんを丸め込む様には言われたけど。修兵さんの目を見れば彼はしっかり此方を見ている。この目は言うまで引かない目だ。やっぱり言わないと駄目らしい。仕方がない。腹を括れ、僕
『……嫌だったら全力で拒否して超逃げてね』
「何だそれ。んな事言われたら逃げる訳には行かねぇな」
いやほんと超逃げて。この部屋の扉の前で砕蜂隊長達が待ち構えてるから
頭を撫でながら笑う修兵さんに向かってゆっくり口を開いた
『……恥ずかしい顔写真集に…出て頂きたい………』
「………………マジかよ」
修兵さんの顔が引きつった
だから聞かない方が良いって言ったのに
There may also be those who do not know
(………)
(良くやったわちびさぎ隊長!)
(………(修兵さんほんとごめん))
「そ!だから協力してよちびさぎ隊長!」
いきなり隊首室に駆け込んで来た乱菊さんが僕を見るなりそう言った。何でも女性死神協会が財政難らしく下手したら解散の危機。その財政難を乗り越える為に男性副隊長の恥じらった表情を撮った写真集を売りたい、と
『相変わらず発想ぶっ飛んでますね乱菊さん』
「やだ誉めたって何も出ないわよちびさぎ隊長っ」
誉めてねぇよ。寧ろ吃驚だわ。つかその写真集は男性副隊長が被写体。つまり修兵さんとか吉良とか。実際僕には関係ない。この人は僕に何を頼もうとしてるんだろう
『で、何を協力しろと?』
「話が早くて助かるわ!あのね、ちびさぎ隊長に頼みたいのはたった一つ」
「…っ…此処まで来れば流石に安全だろ…」
『お帰り修兵さん』
「おう……ただいま隊長…」
タオルを渡せば汗を拭き始めた。確かこの人は夜一さんと砕蜂隊長に追われてたんだったか。この様子だと必死こいて逃げて来たと見える。つか隠密機動の隊長から逃げ切るってどんだけだ。寧ろそれ程捕まりたくなかったと見るべきか。そう考えると言い辛い。非常に言い辛い。寧ろ言っちゃ駄目な気がして来た
「……隊長、眉間に皺寄せてどうしたんだ?」
修兵さんが僕の顔を覗き込んで来た。明らかに疲れてる。幾ら乱菊さんの頼みでも言えないわこれ
『何でもない何でもないっ』
否定したのに今度は修兵さんの眉間に皺が寄った。何故
「何悩んでんだよ隊長」
頭を撫でながら修兵さんが優しい声で訊いてくる。いや言えないって。何でもないと首を振れば修兵さんが腰を曲げて視線を合わせてきた
「悩んでんなら俺を頼れよ。それとも俺はそんなに頼りねぇの?」
頼りない訳じゃない。言えないだけです
「お前の悩みなら何だって受け止めてやる。俺に出来る事があんなら何だってしてやる」
『……修兵さん…』
「だからお前の悩み事、話してくれよ独月」
え、言っちゃって良いのかこれ。絶対修兵さん後悔する事になると思うんだけど良いのか
『……聞いたら絶対後悔するよ?』
「んな事聞かねぇと判んねぇだろ?」
いや判るって。
出来れば言いたくないんだって
『……どうしても言わないと駄目?』
「俺は訊きてぇな」
マジか。つか頼む引き下がってくれ。僕はこんな事頼みたくない
『…言わないと駄目?』
「言えよ。一人で抱え込むんじゃねぇ」
いや抱え込んでない。修兵さんを丸め込む様には言われたけど。修兵さんの目を見れば彼はしっかり此方を見ている。この目は言うまで引かない目だ。やっぱり言わないと駄目らしい。仕方がない。腹を括れ、僕
『……嫌だったら全力で拒否して超逃げてね』
「何だそれ。んな事言われたら逃げる訳には行かねぇな」
いやほんと超逃げて。この部屋の扉の前で砕蜂隊長達が待ち構えてるから
頭を撫でながら笑う修兵さんに向かってゆっくり口を開いた
『……恥ずかしい顔写真集に…出て頂きたい………』
「………………マジかよ」
修兵さんの顔が引きつった
だから聞かない方が良いって言ったのに
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(………)
(良くやったわちびさぎ隊長!)
(………(修兵さんほんとごめん))