五条・破壊神・悟

教室の壁と天井は見事に取り払われ、外が随分見やすくなった。
ゴジラとガメラの戦争は夜蛾先生が駆け付けるまで続き、外側の壁と天井と室内、それから教室三つぶち抜きという被害を出した。
最早これは教室の残骸。瓦礫やら何やらでぐっちゃぐちゃなものだから、此処を教室として使うのは無理がある。
黒板も後ろの壁も綺麗に吹っ飛んでるもんな、廃墟みたい。……ああ、だから最上階にお引っ越しだったのか私達。
下の階だと、下手したら校舎が倒壊するから。


「……お前達はどうして直ぐに暴力で解決しようとするんだ…」


「傑が煽った」


「悟もだろう」


「お前達はもう少し煽り耐性を付けろ」


瓦礫の上に正座するたんこぶこさえた最強二人と胃が痛そうな夜蛾先生を尻目に、私と硝子はライターでするめを炙っている。
先生は此方をちらりと見て大きな溜め息を吐いた。ごめん先生、どうしても食べたくなったんだ


「刹那、硝子。何故止めなかった」


「冗談。私らがクズ共に勝てる訳ないじゃん」


『寧ろ私被害者ですし』


「つーかオマエから俺に抱き付く事ねぇのが原因じゃん。オラ刹那、来い」


「お前は反省という言葉を知らんのか!」


手を広げた悟に飛び込んできたのは先生の拳骨だった。馬鹿かな?


「あ、これ窓開けなくても換気出来るじゃんラッキー」


『するめ食べる人きょーしゅ』


「はーい」


「はーい」


「俺ずんだ餅が良い」


『説教中だろあんたはチューインガムだよ』


「センセーもするめ食べる?」


「よし判った女子二人も此処に並べ」


「『拒否〜』」













床も捲れ上がった教室は普通に廃墟なので、仕方なく隣のまだ半壊で済んでいるクラスを使う事になった。完全に無事なクラスに移動しないのは己のやった事を自覚する為、らしい。いや私と硝子無罪では?
ガタガタと無事だった机を並べた所で気付く。
机は全部で七台。私達は四人なので、少なくとも三台の余りが出る。
そして今日から私達は二年生。
進級したという事は、それと同時に編入もある、という事だ


「あ?センセー、何で机七つもあんの?要らねぇじゃん」


「その説明は後だ、先ずは座れ。硝子が真ん中の列先頭、刹那がその後ろ、傑が一番後ろで悟は校庭側の端の席だ」


先生の指示通り席に着き、縦並びの三人が一様に同じ表情を浮かべた。


察した。私達、壁だ。


「せんせ、席替えなし?」


「暫くしたらな」


『先生、せめてもう少し広く使いませんか?真ん中でぎゅってするのはどうかと思いますが』


「授業の関係上このままでいく」


「先生、ならせめて右隣の一列をもう少し離せませんか?今まで同じ顔しか見ていなかったので緊張します」


「それでは防波堤の意味がないだろう」


『おい素直に防波堤って言うな』


「やっぱそうじゃん」


「私達は肉壁ではないのだけれど」


「異論は認めん。計画を実行する」


真顔で夜蛾ゲンドウが言い放った所為で、傑がただのクソゲラと化した。因みに私の隣のさとるっちは突然笑い始めた様に見えるであろう傑に引いている。


『やだなー…これから私達壁なのかー…』


「なぁ、さっきから計画とか肉壁とか何の話してんの?オマエらにんな事させてんの誰?上の腐ったミカン共?殺そっか?」


「鎮まれ五条。厳密に言うとお前の所為」


「えっ俺?」


「うん。悟の所為」


「なんで?この間腐ったミカンの集会場にバルサン焚いたから?ネズミ花火と爆竹仕掛けたから?打ち上げ花火投げ込んで建物ごと爆発させて火事にしたから?」


「お前はあとで職員室に来い」


バルサン焚いたのも問題だしそんな所に火気を持ち込んだ時点で殺意しかないんだが。花火玉投げ込むとかただのボンバーマンじゃん。なにこいつ可愛い顔して殺意100%?
ドン引く私達を見て、悟は綺麗な目をぱちぱちさせた


「なんで?傑の事非術師から産まれた低俗な呪術師って言ったし硝子の事治療って言って呼び出して孕ませるのはどうだって言ってたし刹那の事禪院のハゲデブのトコに側室として押し込むのはどうだとか言ってたんだぞ?
燃やすだろ?燃やすよな??だって可燃ゴミだもんな??????」


無垢な表情で恐ろしい事を言わんで欲しい。曇りなき眼がこわい。ねぇ、もう私達からその眼を隠す為にサングラス掛けて?真っ黒なサングラス何処に隠した?


夜蛾先生が胃を押さえている。
…ぶっちゃけやり過ぎでは?とも思う。一応クズでもあいつらも人間なんだし。


だが私達が悟の地雷である事は自分で理解しているし、下手に庇い立てすると事態が悪化する。
なので、取り敢えずは目の前のゴジラの沈静化を図る事にした。
アイコンタクトで意志疎通を取れる程に三人でゴジラを鎮めるのに慣れてしまった事を憂うべきか、喜ぶべきか…


『そっか、ごめんね悟。一人で大変だったね』


「ん?オマエらは俺の親友だから、俺が護るのは当たり前だろ」


「それでも私達は嬉しかったんだよ。ありがとう、五条」


「……へへっ、おう」


「でも悟だけだと私達が心配だから、上層部から何か言われたらちゃんと私達に教えてくれないか?」


「…心配?なんで?俺があんなジジイ共に負ける訳ねぇじゃん」


侮られたと考えたのか、悟の表情が翳った。すかさず私が隣である事を利用して、悟を抱擁する。
ぎゅっと抱き締めれば一瞬強張ったものの、直ぐにぎゅうっと包み込まれた。
タイミングを計っていた傑が、穏やかに微笑んで口を開く。


「悟、上層部の方々は歳の分だけ計略に長けているんだ。それは誰より悟が知っている筈だ。
実力で叶わないから、悟に何か罪を被せるっていうのも考えられるだろう?」


「…あー、ウン。あのジジイ共悪知恵ばっか働くわ」


「だろ?私達は私達の所為で悟が彼等に責められるのを見たくないんだよ。だから、今度何かあったら話して欲しいんだ。私達は二人で最強だろ?刹那と硝子も入れれば無敵だ」


そっと背中を擦る。最早完全にテディベアを抱いて母親の話に耳を傾ける幼児の図だが、深く突っ込んじゃいけない。
私テディちゃん。こどものみかた……こども…??この大男が…???やめろ、自分で自己暗示を解くんじゃない


「……判った。次はオマエらに言う」


「そう。ありがとう、悟」


ママが勝った。
良し、これで一件落着だなと席に戻ろうとするのだが、悟が私を離さない。


『悟?落ち着いたなら離そうか?』


テディベアはゴジラを鎮める初期投下型鎮圧兵器なので、鎮まったなら迅速に持ち場に戻りたいんですけど。
顔を上げる前に思いっきりすりすりされた。
そして耳許で嬉しさ100%の声が舞う


「オマエから初めて抱き締めてくれたな。なぁ刹那、オマエにぎゅってされたら心臓がぎゅーんってした!なんだこれ!初めてだ!うれしい!心臓がぴょんぴょんする!」


私は無邪気な発言で死んだ。
傑と硝子は悟のきらっきらな表情を直視して死んだ。
ちらっと見れば夜蛾先生も死んでいた。ほらもう呪術師すぐ死ぬ…普段汚い呪霊ばっか見てるから、可愛いもの見るとすぐ死ぬ…


「…あれ?傑達なんで天井見てんの?ゴキブリでも居た?」


「「「『』」」」


お前の所為だぞ五条悟。












「────ハァ?????
嫌ですけど?????なんで?何で今更編入なんかさせんの?
ヤダよ、俺ぜってーやだ。雑魚とおてて繋いで仲良しごっこなんか出来るかよ」


これは先生が編入生が三人居ると話した時の悟の反応である。
うん、予想してた。
きっと悟は激しい拒絶反応を示す。だからこそ、肉壁に私達は配置されたのだ。


「悟、これは決定事項だ。…待たせて済まない、入れ」


がらりと扉が開いて、三人の生徒が入ってくる。金髪の女の子と、メッシュを入れた男の子と、黒髪の眼鏡の女の子。あ、最後の子一緒に任務した事あるな。


「菊田百合です!宜しくお願い致します!」


「黒川匠です。宜しく」


「…語部結です。宜しくお願いします」


あ、やっぱり語部さんだ。目が合ったのでひらりと手を振ると彼女も微笑み返してくれた。うん、あの子は術式が珍しいサポート型だし、優しいからもっと話してみたかったんだよね。
金髪の菊田さんは教室に入ってきてからずっと悟を見ているので、もしかしたら悟に気があるのかも知れない。
黒川くんは特に悪い人ではなさそう。
一先ず菊田さんにだけ注意すれば平和に行けそうだな。
名乗られたし、取り敢えず此方も名乗ろうか、という雰囲気になったので、傑が先ず挨拶をしようとして


「身体強化と結界術と任意操作出来るバフ要員。やっぱ雑魚ばっかじゃん。センセー、何でコイツら俺らのクラスに入れたの?」


早速さとるっちが先制パンチを繰り出した。にっこり笑った私はポケットから出したどんぐり飴を白髪サングラスの大きな口に三つ放り込む。
流石に三つだと思わなかったのか、横から見える六眼が見開かれた。
うん、少し静かにしてようねー


「悟が済まないね。私は夏油傑、宜しく頼むよ」


「私は家入硝子。宜しくー」


『桜花刹那です。宜しく』


そこまで言って、おい名乗れと隣を見てあっとなった。
やべ、どんぐり飴三つ食べてるからって自己紹介しない気だこいつ。
つーんと顔を背ける悟に苦笑して、先生にごめんとジェスチャーする


『すみません、どんぐり飴三つはやり過ぎたかも。彼は知っていると思いますが五条悟です。宜しくお願いします』


「………………」


『ごめんて。同じ味だから大丈夫でしょ?』


「………………」


『ごめーんね☆はいチーズ』


めっちゃ恨みがましい目で見ますやん。
片方のほっぺ膨らんでるの可愛いね、写真撮ろ。
カメラ向けるとぶすっとしたままピースするのウケる


「刹那、遊ぶな」


『はーい』


がらごろ飴を転がす悟は不機嫌そうだが、煽りに三発は耐えられそうな程度のテンションだ。多分嫌な事を言われる度にどんぐり飴が犠牲になる。嫌だなガチギレカウントダウン。
こつん、と机を爪先でつついてくる悟に笑いつつ、先生の話に耳を傾けた


「語部と黒川は準一級、菊田は一級だ。最初は何人かで組み、互いの戦闘スタイルを把握して貰う」


「はーいセンセー、俺は刹那と傑と硝子と組めば良いよね?」


「先ずは傑と硝子を語部、黒川と組ませる。悟、お前は刹那と共に菊田と組め」


がりん、と早速一つ目のどんぐり飴が隣で砕けた


「は?刹那だけで良いでしょ。呪術師なんて個人競技だ、足引っ張るだけの雑魚とわざわざ組む意味ある?」


「確かに個人の腕が重要だが、最低限連携を取れる様になっておけ。初めて会う術師との任務がゼロじゃないのはお前も知っているだろう。
非術師の保護が必要な場合もある。そういう時に連携を取れない術師は彼等を死なせる事になるぞ」


「刹那と傑なら俺のカバーも出来るし、非術師護んのも向いてる。其処に硝子が居れば無敵だ。
今更雑魚混ぜて安定してるチーム壊す必要あんの?知らねぇ術師と組む可能性ってヤツも、前みたいに刹那と硝子をフリーにしとけば解決するじゃん。
そうすりゃ緊急でも刹那が戦線維持してる間に俺と傑が間に合うだろ。こいつには鉄扇渡してんだから、前みたいに武器不足でボコられるなんてありゃしない。
上のジジイ共はそんな事も判んない程耄碌してんの?ただ生きて二酸化炭素増やすだけならとっとと死ねよ」


がりん。
二つ目が砕けた音がした。
…まずい、想定以上に悟の拒絶反応が酷い。
先生これ無理。一旦悟を落ち着かせないとまた教室が壊れるかも。
あまりの殺気に硝子が逃げたそうな顔をしている。
傑がどうすると私にアイコンタクトを向けている。
私がいく?それとも傑?でもこれ下手に私達が庇い立てしたら即青空だ。
最悪鉄扇で悟の一撃を吸収する?でもそれで更にキレたら大変だし…
誰も口を開けない。
肌がひりつく様な空気の中、金髪の女の子が自信満々に、笑った。


「五条様、他の二人は知りませんが────私は少なくとも桜花さんに負けない活躍を出来ると思います」


がりん。
私達の目が死んだ。
傑が私と硝子を抱き寄せる。夜蛾先生が編入生達を教室の外に突き飛ばす。
私が鉄扇を開く。
刹那、轟音が耳を劈いた












「……全員無事かな?」


「なんとかね」


『傑こそ大丈夫?』


私と硝子を庇い、呪霊で壁を作ってくれた傑に礼を言いながら身を起こした。
念の為張った水の壁に飛んできた瓦礫諸々は引っ掛かった様で、誰も怪我はない。
ほっと息を吐いて水を仕舞う。
水のベールがなくなった先、誰も居ない机と綺麗なオープンスペースが出来上がっていた。


「あーあ、綺麗に壁がなくなったね」


「さて、拗ねた悟は何処に行ったのやら」


『一日でどんだけ壁取り払うのあいつ』


工事業者かよ。
三人でけらけら笑いつつ穴から外を覗く。
上空には頭の後ろで手を組んで寝転がっている悟が見えて、私達はまた笑った


「あれどっちだと思う?」


「見付かりたくはないけど私達にはかまって欲しい」


『反省はしているが後悔はしていない』


「寧ろ現在甘いものを欲しがっている。……はい、五条悟検定特級授与しまーす」


『「わーい」』


一年間接していれば、幾ら五条のお坊ちゃんの難解な思考回路でも読める様になるらしい。
三人共同じ回答に至ったのだと察しハイタッチして、転入生の無事を確認していた夜蛾先生に目を向けた


「先生、私達は問題児の迎えに行ってきますね」


「……連れ戻せそうか?」


「んー…それは見てみないと何も言えないかも。でもまぁフラットに戻すのはいけるでしょ。テディベア持っていくんだし」


『そうやってテディベア犠牲にするの止めな?』


「生贄のテディベアwwwwwwwww」


『ママ?????』


「目がマジじゃんウケる」


人の顔を見て笑い出した失礼なママの逞しい腕に肩パンし…たら此方の手が痛い。


「ふふ、手は痛くない?」


『ママ、なんでそんな肩強いん…?』


「それはね、刹那を護る為だよ」


『だいすき』


「見て硝子、私の娘が今日も可愛い」


「当たり前だろ私の刹那だぞ」


『硝子、だいすき』


「私は愛してるよ」


「『パパ……』」


「私が夏油の旦那かよ」


収拾の付かないコントを挟みつつ、悟が開けた穴に近付いた。


『外どうやって行く?傑の呪霊でアラジンごっこか、私の術式でハウルごっこのどっちかだよ』


「「ハウルごっこやりたい」」


『仲良しねお二人さん。じゃあ私に掴まって』


片手で印を組み、硝子には手を、傑には印を組む腕に掴まって貰った。
イメージは完璧。私は笑う


『先生、行ってきます』


「……ああ、可能なら連れ帰れ」


「無理なら?」


「遊んでも良いんじゃないか?」


「お前達だけ戻って授業だ」


「「『えー』」」


皆で笑い、私は一度深呼吸した。
それから呪力を薄く伸ばす


『さ、行こう。私に合わせて足を出して』


「なんかドキドキするわ」


「これが、恋…?」


『んっふ、ただの動悸ですwwwwwww行くよ!せーのっ!』


悪ふざけする二人と共に、空中へと足を踏み出した。
足は宙で確かに硬いものを捉えている。二人も問題なさそうなので、残っていた足も持ち上げた。
完全に空中に立った所で、硝子が目を輝かせた


「おー、すげ。これどうなってんの?」


『私の足の裏に呪力纏わせて、それを横に板みたいに伸ばして二人を乗せてんの。呪力で固めてんのは空気中の水素』


「マジで空中散歩じゃん」


「悟が無限で歩くのと似ているけれど違うんだね」


『あれはチートじゃん。私のはひいこら言いながら近くのものを引き寄せて固めてる感じだし』


こうやって空中を歩ける様になって思うのは、悟はやはり格が違うという事だ。
無限なんて出鱈目なものを現実世界に持ち込むなんて、私の実在しているものを固めて足場にするなんてものと比べるべくもない。
やっぱり凄いなと遥か遠くで寝転がる悟を見上げていれば、硝子に頬を、傑に頭を撫でられた。


「前は水素なんて使えなかっただろ?凄いじゃん、刹那」


『え』


「刹那、君は何時も頑張っているよ。…だからさっき、悟も怒ったんだ」


足を踏み出しながらさっき、の言葉に首を傾げ、教室の風通しが良くなった原因を思い出した。
トリガーは、夜蛾先生によって護られた金髪の彼女。
ぶっちゃけ私より働いてくれるんなら負担が減るし全然良いやとは思うけど、皆はそうじゃないらしい


「悟は私達が大好きだからね、馬鹿にされるのが許せないんだよ」


『あれだけで壁ドンって愛され過ぎでは?』


「上層部を焼き討ちする奴だぞ?壁で済めばこれはまだ温情がある方じゃない?」


硝子の言葉に傑と共に沈黙した。
確かにあいつ焼き討ちしてるな?上層部を建物ごと焼き払おうとしたな?


『上層部は本能寺だったのか』


「敵は本能寺にありって?あいつ明智光秀だったの?」


「悟こそ焼かれる方じゃないか?」


「『あー』」


三人で笑いながら空を上っていく。
寝転がる悟が手を伸ばせば触れられる距離まで迫った所で、私達は顔を見合わせて笑った


「「『さーとるくん、あーそびーましょ』」」


のそりと振り向いた悟は、拗ねてるのと嬉しいのと恥ずかしいのが混ざった何とも妙ちきりんな顔をしていた


「……仕方ねぇな、何するよ?」


多分此処で終わればイイハナシダナーだったのに。
息する様に煽るのがクズである。


「悟、ブスだねwwwwwwww」


『傑wwwwwwwwwwwwwwwwwww』


「んっふwwwwwww煽りよるwwwwww」


全員噴き出した。しまった、と思った所でもう遅い。
カーン!とまたゴングが鳴った


「よーし判った表出ろ傑」


「此処嘗てない程に表だよwwwwwww空だよwwwwwwwwwwww」


「────術式順転」


『やめろよ喧嘩するなwwwwwww』


「せめて地上に行けwwwwwwwwww」








地上に降ろしたら校庭が死んだ









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