ジャスミン

※五条がヤクザ
※いかがわしい
※オメガバース設定あり








────己の性を恥じたのは、何時が最初だっただろう。
α、β、Ωなんて属性を、産まれた時に神様からこっそりと、勝手に割り振られる。
強くて優秀な者。平凡ながら、何処までも自由なもの。
そして、ヒートなんて嫌でも強制的に発動する発情期に悩まされる劣等種。
αかβならば良い。
けれどΩは。
……Ωは、出来れば遠慮したかった。













Ωが以前よりぐっと生きやすくなったというのは確かだ。
高確率でαを産む、そしてαと番という特殊な契約を結べるΩは貴重な“胎”として、一時期動物の様に乱獲されていたそうだ。
そんな事が許されていた時代にΩの地位向上を訴えるデモが起きた。
それはαのみが高みに登る事を許された社会で、幾ら優秀であろうともバース性で上に行く事を阻まれたβの支持を獲得。
後のβ、Ωの地位向上運動として歴史の教科書にも記載されている。


Ωの地位は確かに上がった。
ヒートの時は会社から特別休暇が貰えるし、ヒート抑制剤も保険適用。
万が一出先でヒートに陥ったΩを同意なくαが噛めば、犯罪として裁かれる。
Ωは確かに生きやすくなった。けれど。


『初めましてで噛まれたら…警察呼べばワンチャン…?』


「ごめんなさい」


目の前にはスーツ姿で土下座する銀髪の男。現場は私の家。被害者は私。でも加害者も私。


仕事帰りに目が合っただけでヒートになり、家に逃げ込んだ私を追ってきて噛もうとした男にスタンガン(最大出力)を押し付けた件。


スタンガンを当てた筈なのに意識がある(きっとこいつは人間じゃない)男は現在、スタンガンとスマホを握る私に土下座をかましていた。
私は急いで飲み込んだヒート抑制剤のお陰で微熱程度の症状で済んでいる。恐らくは男も気を遣ってフェロモンを抑えている。そうじゃなきゃあれだけαのフェロモンを撒き散らしていた男が、こんなに匂いを消せる筈もない。フェロモンの扱い方から見ても、恐らくはαの中でも優秀なαだ。
出来れば今すぐお帰り願いたいのだが、男も男でスタンガンで思う様に身体が動かせないらしく、家から追い出す事に難航していた。


『知ってます?昨今同意なくΩを噛んだら逮捕ですよ』


「俺とオマエ運命じゃん!それなら良いだろ!?」


『名前も知らない奴に噛ませるか馬鹿』


「俺、五条悟!悟って呼んで!」


『初めまして五条。桜花刹那です』


「悟って!!!!呼んで!!!!!!」


『なんだこいつ』


圧が凄い。頭もヤバい。
名乗ったからって噛ませるとか一言も言ってないんだけど?
というか運命?運命の番って?
あんな眉唾物の話を信じてるの?


『気の所為では?』


「オマエは俺の運命だよ。だって俺と目が合った瞬間にヒートになったでしょ?
運命の番と遭遇すると高確率でヒートになるって文献知らない?」


『私のヒートは一週間前後で来る予定でした。それがたまたま来ただけでは?』


「じゃあ判った。身体に聞こう。俺と番って」


『私日本語話してなかった?????』


なんだこいつ。なんだこいつ???
ドン引く私に五条はむうっと頬を膨らませた。仕草が幼い。図体でかい癖にそんな表情が似合うのは、この男が有り得ない程に綺麗な顔だからだと思う。


「…刹那、俺をオマエのαだって認めてよ。じゃないと今からチョーカー噛み千切るよ。幾ら運命でも強姦は嫌でしょ?」


『なんだこいつこわい』


「ほらチョーカー外して。鍵どこ?」


『警察呼ぶ』


「ゴメンネまずスマホ置いて?」


置けるか不審者。
胸にスマホを抱え込み、チョーカーの留め金を指先で確認する。
革製のベルトだし、噛み千切るのは無理な筈。
鍵は箪笥の一番下の段のケースの中だ。気付かれる筈がない。
正座したまま動こうとしない男の正面に、大分距離を置いて座った。


『そもそもなんで私が運命の番なの?私はあんたに何も感じないけど』


「えー嘘でしょ。オマエ今俺がフェロモン出したら秒で落ちるよ?」


『こう…あれじゃないの?運命って目が合ったら判るとかじゃないの?』


「目が合ったらヒート来たでしょ」


『気の所為では?』


「俺のΩ強情〜〜〜〜」


騒ぎはするものの、無理に迫ってくる訳でもない。
変なαだ。というかヒートを無理矢理抑え込んだ状態で、“この男は安全”だと思っている私も可笑しい。
普通はヒートなんて絶対にαと会っちゃいけない状態なのに。


『………ねぇ』


「ん?」


綺麗な白銀の髪。白い肌。白い睫毛の縁取られた、空みたいな瞳。すっとした鼻梁に薄い唇。
恐ろしい程に整った男だ。
探せば私より綺麗で可愛いΩなんて幾らでも居るだろうに、何故私なのか。


『…ほんとに、運命の番なの?』


「じゃあ確かめてよ。おいで」


大きく手を広げた五条は胡座の体制にはなったものの、その場を動く様子はない。
…どうしよう。でもこの男は安全だ。じゃあ、迷う必要はないのでは?
長い腕の中に恐る恐る収まってみる。
怖がらせない為か、ゆっくりと腕に包まれて、なんとなくほっとした。


『………………』


「どう?」


『………居心地良いです…』


「でしょ?俺もめちゃくちゃほっこりする」


『……αとΩだからじゃなくて?』


「それならΩのオマエは問答無用で警察呼ぶだろ。そうしないのは、俺がオマエにとって嫌な存在じゃないって本能的に判断してるからじゃない?」


首筋に鼻を寄せる。仄かに香るバニラが心地好くて、気付けば頬擦りして……はっとした。
いや待て、何してんの私?
なんで会ったばかりの男に抱き締められて頬擦りまでしてんの???
慌てて身体を離そうとして……動けなかった。
恐る恐る見上げると、綺麗な顔の男がにっこりと微笑んでいた


「照れるなよ。此方まで恥ずかしくなる」


『いや、あの』


「刹那は花の匂いがするね。なんだこれ、月下美人か?凄ぇ良い匂い」


『ありがとうございます…離して…』


「ふふ、あ、抑制剤飲んだんだっけ?じゃあこれでも薄い方なのか。
……ねぇ、今すぐそこの箪笥から鍵出して番うか、俺の家でチョーカー噛み千切られて番うか、どっちが良い?」


『』


まって、こいつ危険だわ。


















結論から言うと、噛まれた。
一週間ずっと食われた。
そして魔の発情期が終わり、私は五条の家に引っ越してきた。


「良い匂い。俺の部屋で刹那の匂いがするの落ち着くー」


『そうですか……』


「ねぇ、なぁんでそんなに固まってんの?俺が怖くなった?」


五条が私を覗き込み、空みたいな目でじいっと此方を見つめた。


……この男は、ヤクザだった。


嘘でしょ?番になった後に実はヤクザでした☆とか普通にない。
ホストとヤクザは絶対に付き合っちゃダメな職種だというのに。
よりによって番になった。結婚とかじゃなく、番なのだ。
番とは魂を縛る契約だけど、αの方から一方的に破棄出来る。
その癖Ωは番契約を破棄されてしまえば二度と誰かと番う事は出来ず、精神もバース性も不安定になり、自殺を選ぶものも少なくないと言う。
そんな契約を、ヤクザと…???


『なんでヤクザだって早く言わなかったの…』


「え?言ったらオマエ絶対噛ませなかったろ?そりゃ黙っとくって」


『計画的犯行だ…』


「オマエが番になりやすい様に思いやった結果だよ」


隣に座った五条がすり、と頬を寄せてくる。
それを受け入れつつ、淹れて貰ったコーヒーを口にする。高い粉を使ってるんだろうか、めちゃくちゃ美味しい。


『そもそもなんで私引っ越したの?前の家じゃダメだったの?』


「彼処セキュリティー弱々だし、それにαの棲みかにΩを招いた方が色々良いんだよ。
部屋に染み付いた番の匂いでΩは安定しやすいし、それに」


優しく唇が重ねられた。
ちゅ、と軽い音を立てて離れた口が、言葉を続ける


「巣作りすんなら俺の服、要るでしょ?」


『う』


Ωの巣作り。
それはヒートに陥ったΩが、番になったαのフェロモンが染み付いた服などで自らの周囲を囲う行為だ。
三ヶ月後には私もそんな事をしなくてはならないのか。そんな、動物みたいな、αに媚びる様な真似…
青ざめた私を安心させる様に、頬を大きな手で包み込む。
目の前で、五条が柔らかく微笑んだ


「大丈夫。無理ならしなくて良いんだよ。ただまぁ…俺がヒート中に帰りが遅かったりしたら、俺の服を抱えてた方が楽にはなると思う」


『……抑制剤飲んじゃだめ?』


「んー……まぁ無理に抑え込まない方が良いけど、しんどかったら飲めよ。
出来るだけヒート中は仕事休むし、ヒートが始まる時も急いで帰る。
でも帰りが遅れたら刹那がしんどいでしょ?そういう時は飲んで良いよ。
あ、今使ってるヤツは重いから、もう少し軽いヤツにしようね」


……だめだ、五条が私の事を考えてくれてるってだけでドキドキする。


番になってしまったからなのか、五条が私の為を思って引っ越しを提案し、抑制剤の強度もアドバイスしてくれているというのが、怖いぐらい嬉しい。
固まった私の頬を親指で擦る様に撫でながら、五条が蒼い瞳を煌めかせて笑った


「ふふ、かわいい。好きだよ刹那。
大丈夫、俺もオマエも番初心者なんだから、二人でゆっくり慣れていこうね。
巣作りも、気を紛らわしたい時にする暇潰しとでも思えば良いからさ」


あ、今のだめ。きゅんときた。
心臓がどきどきと騒がしい。バニラのとてもいい匂いがする。
かぁっと自分の体温が上がるのを感じた。
いまぜったい、かおあかい。
黙り込む私に額を合わせ、五条が酷く色っぽく笑った


「……ね、抱いて良い?」


『は?いや待って、まだヒートじゃ』


「ヒートの時しかセックスしちゃいけないなんて決まりないだろ?恋人なんだから、愛情を確かめ合う為にシようよ」


甘い芳醇なバニラの香りが肺を満たす。
ああ、誘われている。
その香りを深く吸い込んだだけで脳の奥がじんと痺れ、だらしなく口が開いた。


『五条……』


「悟って呼んで。オマエだけのαだよ」


『悟……』


口の中で転がした名前さえも甘ったるい。
神秘的な蒼を蕩けさせた私のαが、ゆっくりと覆い被さってきた














「刹那、処女だったじゃん?他の雄に迫られたりしなかったの?」


『は!?』


ベッドの中で微睡んでいると不意にそんなデリカシーが死に絶えた問いを投げられ、目が覚めた。
身を起こした私を不思議そうな顔で見て、それからへにゃっと笑う男は一切悪気がなさそうで、此方がびっくりする


「刹那、おっぱい見えるよ。舐めて良い?」


『舌切り落とすぞ』


「えーやめてよ。そしたら刹那の事くちゅくちゅ出来ねぇじゃん」


『やめろ。いかがわしい事を言うな』


「たった今までいかがわしい事してたのに?ふふ、かわいい。恥ずかしいの?」


意味深に微笑んでゆっくりと腰骨を撫でてくる手を叩き、目を伏せた。
最中は快感で脳がダメになっているけれど、それが終われば思考も正常に戻る。当たり前の事だ。普通は下ネタ吐いて日常を生きていかない。
目を伏せたままの私をじっと見て、それから悟は口を開く。


「刹那は可愛いし、綺麗だよね?それなのに処女だったでしょ?
モテなかったの?それとも周りにαが居なかった?」


どうしても処女だった理由が知りたいらしい悟に溜め息を溢し、渋々答える事にした


『……Ωってさ、妊娠するのに特化した種でしょ?』


「うん」


『私の通ってた学校にさ、αの先輩と付き合ってたΩの女の子が居たの。
その子、付き合って直ぐに番にされて、妊娠までさせられちゃった。
……そういうのを身近に見ちゃうとさ、早々身体を許せなくなったんだよね』


若気の至りで付き合ったαに、ヒートの時に番う事を迫られるかもしれない。
迫ってきたαは、避妊もせずに行為に及ぶかもしれない。
もしかしたら、子を身籠った瞬間に番を解消されてしまうかもしれない。
そんな事を思えば、簡単に誰かと付き合うのも怖くなった。


『…Ωの自衛だよ。Ωって性を武器に出来るのは世間知らずのお嬢様か、お水のお姉さんだけ。
地位向上したって言っても、αっていう恐怖は居るんだから』


泣いていた同級生を思い出しながら呟けば、優しく唇を重ねられた。
ちう、と吸い付いて、もう一度触れる。
悟の首に腕を回すと吐息だけで笑んで、また優しく触れるだけのキスを落とされた。


「ヤな事聞いた?ごめんね?」


『大丈夫。運命に出会うまで純潔でしたって考えれば良いからさ。悟は面倒だっただろうけど』


「面倒なモンかよ。好きな女の最初も最後も俺なんだよ?普通に嬉しくて死にそうだったけど?」


『』


二度見した。しかし悟は真顔だった。
マジか。処女って痛がるし狭いし慣れてないしで面倒だと思うんだけど。
まじまじと見つめる私の言いたい事に気付いたのか、悟がへにゃっと笑う


「因みに言っちゃうと、俺もオマエと番う時に童貞捧げましたー☆ハジメテの交換しちゃったね♡」


きゃっ♡とか言ってやがるぶりっこヤクザにフリーズした。
え?????童貞?????この顔で?????
百人斬りしてます♡とか言えそうなこの顔で??????????
嘘でしょ???????????
固まった私にむうっと頬を膨らませた悟が拗ねた声で言う


「あ、信じてねぇな?ホントだぜ?なんなら傑に聞く?」


『誰だよすぐる』


「俺の親友。俺ソイツと筆下ろしの為に家に呼んだ女と引き合わされたんだけど、女が肩に触った瞬間に気持ち悪くなってさぁ」


にっこり。


「首蹴り折っちゃった」


『アカン』


「だから、それ以外コイツはやべぇってなって放置されました!つまり童貞でーす!オーライ?」


『アカン(アカン)』


「ウケる、刹那がバグった」


いやなにもウケない。
え???女の人の首蹴り折るってなに???
肩に触っただけでそんなバイオレンスな事しちゃうの?????
びっくりしている私の口が食べられた。
突然の事に肩を震わせるも、口を開けろと舌先でノックされ、命じられるがままに従う。
にゅるりと入り込んできた舌がゆっくりと咥内の探索を始めた


『ふ、ぅん……』


「ン…」


後頭部を指先で擽る様に触られると、背筋がぞくぞくしてしまう。身体がひくりと震えたのを吐息で色っぽく笑われ、お腹の奥がきゅんとした。
歯列をなぞって、頬の内側をゆるゆると舐めて、上顎の奥をざりざりと擦られて、最後にだらりと横たわる舌が掬い取られた。
にゅるんと巻き付いて、じゅう、とキツく吸い上げられる。


『っん、んんん…!!』


あんまりにも気持ち良くて腰が浮いた。私を責め立てる悟の首に縋りつく。
酸欠と快楽で頭がぼうっとする。そのままちゅくちゅくと舌を吸われ、引っ張り出され、柔く歯を立てられた。
気持ちいい。悟から与えられる刺激のすべてがきもちいい。
恐らくΩの性もαの愛撫で蕩けているのだ。足の間がじんわりと湿っていく。その感覚は私が獣に堕ちるという証で、とても嫌だけど。でも、それを私のαが望んでいるのなら。
舌を悟の咥内でじゅうじゅうと啜られて、腰がぴくんぴくんと跳ねた。
腰骨を撫でていた大きな手が、ゆっくりと降りていく。


「は………っ」


浅ましいΩを、美しいαがじいっと見つめている。
噎せ返る様なバニラの香り。どんどん湿っていく寝室の空気。視線だけで愛撫される身体。目を合わせたらもう、逃げられない。
くちゅ、と欲望が音を奏でて。
蒼の中で、性をねだるΩがだらしない顔で快楽を貪っていた。



















「悟、とうとう番を作ったんだって?」


親友の声にゆるりと振り向き、俺は口角を吊り上げた。


「情報早ぇな。どっから聞いた?」


「お前を狙ってるΩ連中さ。五条さんから知らない匂いがする!って騒いでたよ」


「オ゙ッ゙エ゙ー、ヒスの嗅覚キッショ。そんなんだからモテねぇんだよって言っといて」


「気が向いたらね。それで?本当なのか?」


傑の問いに口を閉ざし、ゆっくりと開く。
別にコイツになら隠しておく必要もない。


「運命に会った」


「へぇ。やっぱり運命って具合は良いのかい?」


「他の猿は知らねぇけど、アイツは最高よ?ずっと盛っちゃう」


「良かったね、妖精さんにならずに済んだじゃないか」


「つーか童貞でも番の反応見りゃイイ感じにヤれんだな。ヒートってのもあったけど、随分善さそうだった」


あの日、泣く泣く自らチョーカーを外した刹那を遠慮なく抱いた。
セックスなんて生まれて初めてだったから、大丈夫かと心配にはなったけど。


「番の反応と濡れ具合と声の感じを観察して覚えてイイ反応したトコロをずっと触れば良いんだから、セックスって暗記ゲームみてぇだなって思った。
ゲームクリアの報酬は番の蕩けた顔とハメる権利。まぁ愛してれば簡単だよな」


「うわ」


「なんで引くんだよ」


「きもちわるい」


「表出ろ」


ボロいアパートの前、扉を荒く叩きながら思い出すのはかわいい番。
キスが好きで、咥内を舐め回されて舌を啜られるとふにゃふにゃになる。
バックより正面で抱き合いながら突かれるのが好き。俺と目が合うときゅんきゅん締め付けてくる。
余裕がなくなると縋る様に俺を呼ぶ。
キスしながらイクと暫くトぶくらい感じる。
終わってから抱き締めてキスをすると溶ける。
ほら、大雑把に思い返してもこれだけあるんだ。これから備に観察すれば、もっともっとかわいい刹那が見えてくる。


「ヤマダさーん?居ねぇのー?」


明らかに居留守を使っている気配と、開こうとしない扉。
俺は笑って、脚を持ち上げた


「はい、ドーン☆」


持ち上げた脚を強く扉に叩き付ける。
上半分が瞬く間にゴミに変わった木製の扉の奥、薄っぺらい布団を被って震えている人影が見えた


「さぁて、オハナシしよっか♡」


「逃げようなんて思わない方が良いよ。一秒でも長く生きたいだろう?」


今日も部屋で待つかわいいΩの為に、俺は外で狩りをする。










甘すぎる最悪











刹那→Ω(一般人)
目が合ってヒートが起き、追いかけてきたαにスタンガンをぶつけたやんちゃ娘。
運命の番だとは判らなかったけど、そもそも“絶対に安全”と考えている時点で本能が屈していた。
最初こそ警戒していたが、心も身体も堕とされた人。

五条→α(ヤクザの若頭)
目が合ってヒートを起こした運命を追い掛けたらスタンガンを向けられた。面白かったけど威力が弱かった(一般人は気絶するレベル)ので、今度もっと強いのを渡そうと思っている。
ハジメテが気持ち良くて、ちょいちょいΩを愛でている。
寄ってきた女の首を蹴り折るタイプの狂犬。

夏油→α(ヤクザ)
親友が気付いたら番を作っていた。
会ってみたら娘にしたい雰囲気の同い年の女性だった。


ジャスミンの花言葉「愛想のよい」「優美」「愛らしさ」「官能的」


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