「刹那ちゃーん、硝子ちゃーん!サト子とスグ子と黒子が来たわよー!!!」
「スグ子でーす♡」
「く……くろこでーす」
「黒川wwwwwwwwwかわいそすwwwwwwwwwwww」
「語部お前あとで校舎裏な」
「フツーに黒川巻き込まれてんじゃん」
『ほんとに来た』
「来るに決まってんだろ仲間はずれにすんなよ。寂しいじゃん」
女子会だと言ったのに堂々と乗り込んできた男三人に苦笑いしか出てこない。
明らかにサト子とスグ子に巻き込まれてる黒子ちゃんがもう、顔が死んでて可哀想。
語部さんが指を差して爆笑するレベルでしわくちゃのピカチュウ。
さっさかやって来て、宅配ピザの箱の蓋を取り外している私の腰に張り付いた男を見た
『サト子ちゃん、邪魔』
「それ何ピザ?照り焼きある?」
『あるよ』
「シーフードは?」
『あるよ』
「コーンアンドベーコンは?」
『…あるね』
「じゃがチーズは?」
『………あります』
嘘でしょ全部悟の好物じゃん…
唖然とした私に背後からご機嫌ですりすりしてくる猫ちゃん。
ハートマークを乱舞させていそうな悟にそんなに嬉しいかと笑っていれば、語部さんが視界の隅で此方に向けて拝んでいるのが見えた。ウケる、悟拝まれてる。
「刹那、そんなに俺の事待っててくれたなら素直に呼んでくれれば良かったのに」
『いや、三人で選んだらこれになった』
「オマエら俺の事好きなの?」
「自己肯定力の塊みたいな奴が居るな」
「悟、刹那の邪魔しないで此方おいで」
「やだ。ぎゅってしとく」
「かっっっっっっわええ……黒川聞いた?ぎゅってしとくって……かわええ……」
「もう少し声を抑えなさい」
黒川くんってなんか見てると安心するな。
いかにもこう、常識人って感じ。
五条悟というガチヤバ怪電波発信器とつるんでいると、どうにも此方の正常が犯されてしまう。
だからこう、パッと見た方向で猫と散歩しているおじいちゃんを見た気分になるというか。
おじいちゃんが来てるか確認してる猫ってとてもかわいい。ほんわかする。
黒川くんはそんな感じ。常識ほんわか枠。
『サト子ちゃん、ピザ運ぶの手伝って』
「はーい♡」
「刹那、私も手伝おうか?」
『スグ子ちゃんはサト子ちゃんと黒子ちゃんの飲み物おねがーい』
「おらスグ子、お前らの飲み物。コーラで良いだろ?」
「ありがとう硝子。黒子もこれで良いよね?」
「此処に居る間まさかずっと黒子固定っすか…?」
「当たり前だろ、此処女子寮だぜ?男子禁制デショ」
『忍び込んでた奴が良く言う』
「サト子わかんなーい♡」
可愛い子ぶってる悟が普通に可愛くて腹立つ。どうせならブスになれよ。
ピザをテーブルに運んだ所で席に着き、悟がコーラの缶を持ち上げた
「カンパーイ!!!」
「乱入者が仕切んのかよ。かんぱーい」
「ふふ、かんぱーい」
『はい、かんぱーい!』
「かんぱーい……」
「ああああああさしすせかわいいカンパーイ!!!!!!」
「うわ……やっちまったよこいつ…」
「まってwwwwwさいごwwwwwwwwww」
『wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww』
「おい語部wwwwwwwwwwwwwwww」
「ん?なんだ今の鳴き声」
「なwwwwきwwwwごwwwwえwwww」
『これはひどいwwwwwwwwwwwww』
「さとるwwwwwwwwwwwwwwwww」
「?…なぁに?オマエらめちゃくちゃ楽しそうね?」
大体ゲラしか居ない。
爆笑する私達と、苦笑いする黒川くんと、拝む語部さんと、ニコニコしている悟。
これはアレ、良く判っていないけど私達が楽しそうだし良いや!という時の顔。
ほんと悟は私達中心で生きている。
「あー笑った。語部はお笑い芸人か何かなの?」
「えっ?拙僧花のJK……」
『拙僧wwwwwwwwwwwwwwww』
「花のJKwwwwwwwwwwwwwww」
「拙僧なのにwwwwwwwwwwwww」
「もうむりwwwwwwwwwwwwwww」
「すげぇ…全員笑いのツボが一緒…」
「さしすせてえてぇ……なにこれボーナストラック?普段の汚物をブチ転がす日々への御褒美?楽しそうなさしすせを近距離で眺める特等席SSプラン?倍率やべぇなハウマッチ????百億円!!!!!!」
「売ってないからな?チケット販売致しません」
「なん…だと……???????」
「コントすんなwwwwwwwwwwwww」
「はらがよじれるwwwwwwwwwwww」
「しぬwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
『wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww』
四人でお腹を抱えるとか最早食中毒みたいな光景である。
おなかいたい。腹筋が攣りそう。
暫く笑い、息が整った所で傑が口を開く
「はー笑った。これピザ足りる?追加しようか?」
「全然足りねぇ。一人二箱だろ?なんでこんな少ねぇの?」
「女子会だっつったろ。女がそんなに食うかよ」
『二箱?嘘でしょ?なんでそんな細いの?』
「良く考えて良く動くから」
「裏山……私の贅肉差し上げたい…」
「要らねー!つーかオマエ太いか?真っ直ぐだけど」
「私だって!!胸は!!あるんだよ!!!」
「語部、語部。落ち着きなさい。女の子が胸関連で叫んじゃいけません」
「ママだwwwwwwwママがいるぞwwww」
「良かったな夏油wwwwwママ友だwwww」
『ママが増えたwwwwwwwwwwww』
「よろしくね黒子ママwwwwwwwwwww」
「ファーーーーーーーーーーーーwwwwwwママwwwwwwwwww黒川いつ私を産んだんwwwwママwwwひぃwwwwwwかわいそすwwwwwwwwwwww」
「おまえもうぜったいゆるさない」
「ひひひひひひひひひひひひwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
「オイ待て魔女みてぇな笑い方するぞアイツwwwwwwwwwwwwwww」
「魔女wwwwwwwwwwwwwwwwww」
「語部さんwwwwwwwwwwwwwwwww」
『まじょwwwwwwwwwwwwwwwwwww』
笑いすぎて悟が倒れてきた。
それにべしゃりと潰されつつ、頭は護ってくれた悟に更に笑った。
自分が起きるついでに私も起こしてくれた悟に礼を言いつつ、座り直す
「そういえば今日って映画あったっけ?」
「テレビ点けますね」
「つーか女子会って何すんの?」
「そりゃコイバナか愚痴だよ」
『私コイバナないよー。誰か、恋してるひとー』
何気無く言ってみると、全員が無言で悟を見た。注目を浴びた悟は目を瞬かせる。
「え?なに?」
「本人がこれだもんなぁ」
「自覚する事ってあんの?十年後?」
「いやこれ無理では?」
「自覚するんすかね…?」
『さぁ?』
悟の言う“ぽかぽか”は出来れば自覚しないでくれる方が助かる。
だって困るので。親友からそんな目で見られても、どうすれば良いか判らないし。
『傑は?付き合ってる人居ないの?』
「居ないよ」
「オトモダチは居るけどな」
「やめなさい硝子」
「あれ?傑、今日ってナオミの日だろ?行かなくて良いの?」
「やめなさい悟」
『ママ、私に黙って女の人に会ってたの…?』
「やめなさい刹那!!そんな目で見ないでくれ!!!」
「顔が必死wwwwwwwwwwwwwwwww」
「ママが女食ってんじゃねぇよwwwwww」
『wwwwwwwwwwwwwwwwwww』
「今日も良い一日だった…てえてぇ…てえてぇなぁ…」
「やめなさい語部。拝まない」
「拝まれてんぞwwwwwwwwwwwww」
「もう堂々と拝むじゃんwwwwwwwww」
「なんで拝むのwwwwwwwwwww」
『拝まないでwwwwwwwwwwwwwww』
突発的パーティー
刹那→女子会に女子(♂)が乱入した原因。
硝子→女子会だと言ったのに乱入された人。
五条→サト子。恋愛偏差値0
夏油→スグ子。恋愛偏差値バリ高(大人の遊び)
語部→てえてぇ…(合掌)
黒川→黒子ママになってしまった
女子(♂)
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