下校時刻は過ぎ、静まり返るガーデンスペース。作業着と軍手を着用して作業している庭師。ガーデンスペースを綺麗にしている。
作業場所を変えようとしたら背中に伸し掛る重み。ああ、まただ。見やると背中にいるのは朔間凛月君。

「名前~、血頂戴?」

「昨日あげたでしょ~が」

「駄目足りな~い」

はあ、溜息を吐きながら凛月と向き合う。
さっさとあげて仕事して帰りたい。そう名前は思っていた。凛月は私がすんなり素直に聞いてくれたのに少し驚いて、「珍しいね~ありがと」と口付けてきた。
作業着のファスナーが下ろされ、カップ付きのキャミソールが露になる。凛月は嬉しそうに、首から肩にかけて唇当て落としていく。

「りつ、くすぐったい...」

「いいでしょ、名前綺麗だし」

肩紐をずらされ、胸はさらけ出してはいない。だが、小さな胸を生地越しに触ってくる。鎖骨辺りを舐められ、声が出そうになる。その瞬間痛みが走り、ちかちかと目の前がして凛月の息が熱い。

「可愛いね、このまま襲いたくなる」

「やめ、て...バカ」

私の血が付いた唇は綺麗に舌で無くなり
凛月は先ほどより血色が良くなった。またキスをされ、凛月は満足そうに私の膝の上に頭を乗せて寝転んだ。クソ私の方が年上なのに、まんまと年下に上手い事手の平で転がされている感じ。まあこの関係も悪くない。