ああ、どうしてこうなってしまっているのだろう。目の前にお綺麗な顔立ちのお方がご立腹なご様子、壁ドンされているがときめくよりも恐怖でいっぱいです。鞄を抱えている私は泉君と目を合わせる事すら出来ない怖いから!!

「名前、こっち向きなよ」

「だ、だって怖いんだもん!やだ!」

「何で怒っているか分かるよねぇ」

顎をいや、頬を掴まれもう顔がむぎゅうってなってしまってる私絶対ブス。怒ってる理由分かってます。私が悪い。泉君とは付き合ってるのだけれども私は普通科でありまして泉君はアイドル科。これは別に隠してる訳じゃないんだけどクラスメイトでKnightsの話になってしまって推しは誰か勿論私は泉君。なんだけど嵐ちゃん事、鳴上嵐とも仲良くてっていうか幼馴染でつい、ついね嵐ちゃんって言ってしまってその事を風と共に誰かが言ったと思うけど、泉君のとこに入ってしまった訳で待合せの場所に行けば不機嫌オーラ全開の泉君が居て私が来たの気付いて腕を掴むなり、校舎の中に連れて行かれて
空き教室に投げ入れられ壁ドンで今に至るのだ。

「ご、ごめんね!?けど、嵐ちゃんもいいしぃぃぃ!?!」

「うるさい、ホントむかつく」

「くすぐった...って痛い!」

制服のボタンを何個か開けられ下着が露になってしまってる、鎖骨に噛み付いてる泉君。ガリッて音がしてその後リップ音。だんだん胸の方に下がっているのが分かりここでする気か!?
鞄を下ろし泉君を制止しようとしたが、手首掴まれてしまってやめてと言っても無視されていつもと違う彼が怖く感じてしまった。

「っやだ...泉くんこわい...うぅ」

「っごめん...名前、ねぇ泣かないで」

謝りながら、乱れた制服を直され頭を抱えるように抱き締められる。さっきとは違う優しい声になり私を落ち着かせてくれた。落ちついた私の顔にもう一度謝ってキスをしてきた。可愛いだなんて言う彼、泉君の方が綺麗過ぎだろ。放心状態になる私を泉君は何度もキスをしてくる。

「帰って続きしてもいいよね?」

「き聞かないで、ばか!」

「ホント可愛いねぇ」

帰り道泉君の背中に顔を預けて彼の体温を感じながら幸せだなと一人暮らししていた頃思い出した。泉君は毎日家に寄ってから帰る。同棲しようとは言われていたけど、高校生でいいのだろうかと悩む私に泉君はお構い無しに母に電話をし了承を得て今は同棲しているのだ。翌朝私が動けなくなり休む羽目になってしまって泉君も休んでいる。行きなよって言うと今日は1日名前とイチャイチャするんだよ~と白昼堂々営み私の腰が砕けそうになりました。