君と結ばれたことを自慢して回ったこと エース




 モビーディック号の広い甲板には、船員たちがおのおの腰を下ろし、みな赤ら顔で楽しそうに酒を掲げていた。
 四番隊の手伝いで給仕をしていたアパルも、一通り仕事を済ませてからやっと隅に腰を下ろした。
 グラスに入れた度数の低い酒を軽く口に含み、ほっと周囲を見渡す。
 先日辿り着いた秋島は、月見酒をするにはちょうどいい気候だ。秋のほんのり冷えた風とアルコールでポカポカする体温には、薄い長袖シャツ一枚が心地よい。しかし、酒を飲んだ男たちには暑いくらいのようで、すでに服を脱いで床に転がっている船員の姿がチラホラ見えている。
 確保しておいた少量のつまみを手に、みんなの楽しそうな姿に口許を緩ませていると、ふいに隣に腰を下ろす人物が現れた。
「サッチ」
「よお。また一人で隅っこで飲んでんのか?」
 片手に酒樽を、もう一方には山盛りにした皿を持ったサッチはやっと料理番から解放されたらしい。あぐらをかいて座ると、今度はアパルの皿にどんどん料理を積んでいく。
「ちょっとサッチ! こんなに食べられないよ!」
「お前はもうちょっと食わねえと。そんなひょろひょろだとまた嵐がきたときに放り出されるぞ」
「べつにあれはひょろいからっていうか、あの状況じゃ誰でもああなったと思うけど……」
 これ以上盛られてはたまらないと、自分の手元に皿を引き寄せつつアパルは不服そうに眉を寄せた。
 少し前のことだ。嵐に遭ったときに船が大きく揺れ、海に放り出されそうになったことがあった。たまたま近くにいたエースのおかげで海に落ちることはなかったが、それ以来サッチやマルコたちはこうしてもっと量を食べるように言ってくる。
 あれぐらいひどい嵐のとき、船縁付近にいれば誰だってアパルのようになる危険はあったはずだ。
(そう言えば、エースってばいつの間に近くに来てたんだろ……)
 大した力のないアパルは、ああいう嵐の時はとにかく自分の身を守るために避難する身分である。粗方の大仕事はもっと適役がいるからだ。
 船内に駆け込むところでの事故だったが、力のあるエースは率先して力仕事を引き受ける方なので、アパルと一緒にいたわけじゃない。
「サッチたちがそんなふうに食え食えって言うから、エースが真に受けて大変なんだからね」
「はは、そりゃお前エースはなあ〜。しょうがねえよ」
 意味深に笑ったサッチは、ごくりと大きく喉を鳴らして酒をあおった。真意の読めないその表情に首を傾げつつ、アパルもまた一口アルコールを含む。
 そこへ今しがた話題にした男が、ニコニコと楽しそうにして二人の間に割り込んだ。
「アパル! あっちからつまみ持ってきたぞ!」
「あ、ありがとう……でもエース、俺はこんなに食べられないから、エースが食べな。まだ食べ足りないでしょう?」
 こんな量を食べさせられたら腹がはち切れる。そうなってはたまらないと、先手を打って小皿に取り分けてエースに渡してやる。
 そばかすの散った頬を酒で赤くしたエースは、すでに出来上がっているのか素直に受け取って嬉しそうに食べ始めた。
 すごい勢いで消費していくから、もぐもぐと頬張るエースの横で、アパルはいそいそとまた小皿に盛ってエースの手元がなくなったタイミングで渡してやる。
 甲斐甲斐しく面倒を見るアパルと、それを嬉しそうに受けるエースのやり取りを、サッチはまた始まったとばかりに口の端を上げて見ていた。
 エースのもってきた山盛りの大皿の底が見え始めたときだ。
 ニコニコと機嫌良く食べていたエースの瞳が不意に微睡み、ふらりと揺れて前傾に倒れ込んだ。
 そろそろ来るかと予期していたアパルは、片手で皿を遠ざけ、もう一方の手でエースの顔を支えて自分の膝の上に転がす。流れるような仕草に、思わずサッチが「おー!」と感嘆の声を上げた。
 すやすやとご満悦顔で眠りこけるエースを見下ろし、ふっと笑んだアパルは自分の酒をあおる。そうして人心地つくと、サッチのニヤニヤした視線に気づいて顔をしかめた。
「なに?」
「いや……なあアパルよ。分かってんだろ? エースがお前のことどう思ってんのか」
 どうすんだよ。応えてやんのか?
 せっせとエースの世話をやいているうちに、サッチは随分と酒が進んだらしい。赤ら顔でニヤリと笑っているが、据わった瞳にはからかいと言うよりも、微笑ましいものを見るような温かさがあった。
 その視線を真っ直ぐ見返すことが出来ず、アパルはふいと俯く。膝の上で眠るエースの前髪をおもむろに整えた。
「……サッチ。エースがいくつだか知ってる?」
「そりゃ二十だろ? ちょっと前に盛大に祝ったじゃねーか」
「そう二十。それで、俺がいくつだか知ってる?」
 そこでサッチは、アパルの「答え」を察しらしい。途端にげんなり口を開けて「お前なあ〜」と唸るように言った。
「年が離れてるからってエースの気持ちを断わるのか? そりゃエースが気の毒だぜ」
 たかが十とちょっとだろうが、とサッチは少し荒れた動作で酒瓶を引っくり返しす。
 責めるような男の声に、アパルは心外だとばかりに片眉を上げた。
「ほぼこの子の倍は生きてるんだぞ? 些細な問題じゃない……なにより、」
 そこで口を閉ざすと、サッチが前のめりになって「なにより?」と先を促す。つい口走ったことだが、こうなっては聞くまで解放してはもらえまい。致し方なく、アパルは小さく呟いた。
「なにより、なんでエースが俺のことを好きなのかわからない。好かれるようなこともしてないのに、なんでこんなに懐かれたんだ……?」
 心底困っていることを隠さずに正直に言えば、ぽかんと両目を見開いていたサッチは、やがて弾けるように大笑した。
「ひっ、ははは! お、お前! 本気で言ってんのか!」
 あぐらをかいた膝をバンバンと叩きながら盛大に声を上げる友の姿に、今度はアパルが両目を見開く番だ。引きつったように笑うサッチをじとりと見て、アパルは口を尖らせた。
 船の年少者の前では見せない、同世代だけにみせる少し子ども染みた仕草だ。
「なにそれ……じゃあサッチたちは知ってるの?」
「知ってるというか……察してるって感じだな。お前、エースが親父と盃を交わす前、よく面倒見てやってたろ」
「ああ……親父に勝とうと躍起になってた時期?」
「そうそう」
 あの頃のエースは剥き身の刃のように鋭く、誰も近づけさせないようなオーラを纏っていたものだ。誰彼構わず威嚇して蹴散らし、そうして船の隅に膝を抱えて座っていた。それでもモビーの船内を駆け回る船員たちのやり取りをじっと見つめた瞳は、なにかを見極めようとするように静かだった。
 もちろん若い青年が傷を放置したままだということが気に掛かっていたのもある。
 けれどなにより、アパルにはそうしたエースの様子が、誰かに傷つけられて膝を抱えた子どもが、それでもどこか一筋の光りを探っているように見えたからだ。
 アパルなんかよりもよっぽど鍛え抜かれた背中に、哀愁を感じたからだ。
「こりもせずによく毎度治療に来るな」
 白ひげと戦って怪我をする度に救急箱片手に近寄るアパルを、エースは理解できないと苦い顔で言った。
「それをいうなら、きみのほうじゃないかな。こりもせず今日も親父に向かっていってご苦労さま」
 その日も元気に吹っ飛ばされていたエースは一瞬だけムッとしたものの、すぐに気を取り直して手当を受けながら静かに言った。
「さっきマルコ……だったか? あいつから言われた。あいつを親父だって呼ぶのはあいつがそう呼んでくれるからだって」
「うん」
「あんたもそうなのか?」
 ちらりと横目に窺う視線に、アパルは少し考える。
 自分は元々ただの小さな村の出身だ。みんなのように戦えるような術も持たないし、医療の専門家でも料理が特別美味いわけでもない。ただ、手先は器用だし物覚えは良いので色んなところの手伝いに駆り出される。
 どうしてこんなやつが海賊に……とは思われていると思う。けれど、アパルがそこそこに古株故なのか面と向かってアパルに牙を剥くようなことを言った者はいない。
(……どうして親父って呼ぶのか)
 故郷を焼かれ、根無し草のように海を彷徨っていた時期を思い出す。家族も故郷も亡くしてふらふらしている時に、たまたま旗揚げしたばかりの白ひげと出会った。
「人ってさ、一人じゃ生きていけないでしょ」
「あ?」
「世界は誰かの仕事で成り立ってるとかそういう物理的な話じゃなくて……もっとこう中の話ね」
「なか?」
 首を傾げたエースは存外子どもっぽく見えた。幼気な子どもに答えるように、アパルは微笑んで頷く。
「独りで生きてるとさ、タンポポの綿毛がずっと風に乗ってるみたいなんだよね。ちゃんと歩いててもどこかふわふわして、すぐに飛んでいっちゃいそうな感じ。根っこがね、地面に生えてないんだ」
「それがなんだよ」
 難しい話か? とエースは眉を寄せた。その姿は勉強を嫌がる子どもの姿そのまんまで、アパルは無意識に笑って彼のくせ毛を撫でた。驚いたエースの瞳が、きゅっと小さく丸まった。
「独りって言うのは、周囲に人がいるかとかそう言うんじゃなくて……」
 言いながらアパルは、「ここ」と自身の左胸を指す。
「ここに誰かがいるかってこと。ここに誰かがいてくれると、人はちゃんと人になれると思う。楽しんだり、悲しんだり、苦しんだり……痛いことがあっても、根っこがあれば……ここに誰かがいてくれればそのうち消えてくれるんだよ」
 そこでアパルは、眼の前の青年をひたと見つめた。細い腕を伸ばし、薄い手のひらを彼の胸板にそっと押し当てる。
「……痛いのってそのままにしておくの嫌じゃない?」
 エースから細く息を吸い込んだ音がした。
「俺はどこかに根っこを下ろしたかった。親父たちはそれを受け入れてくれた。それだけ」
 一度瞳を伏せてから、アパルは再びエースを見た。眼の前にいる、傷を抱えた子どもにそうっと呼びかける。
「エースは、どうしたいの?」
 俯いて泣く子どもの顔を窺うような、そんな柔らかくて優しい声。
 慈愛にも似た微笑みを浮かべるアパルを、エースは言葉を無くしてただ真っ直ぐに瞬きもなく眼を奪われていた。
(結局エースはこの船に残ることを選んだけど……)
 賑々しい甲板がだんだんと音を減らしていく中で、アパルは眠りこける横顔を見下ろした。
「……痛いのはなくなったのかな」
「ん? なんか言ったか?」
「ううん。なんでもない」
 首を振って答えると、ハイペースで飲んでいたサッチもそろそろ限界らしい。「そろそろ部屋に引き上げるかあ」と大きく伸びをしながら言った。
 甲板にはすでに部屋まで戻る気力もない男たちが幾人も転がっている。
 さすがに隊長たちはみんな部屋に戻って休む気力があるのか、見渡した限り馴染み深い顔は目につかない。
(俺もエースを起こしてそろそろ戻ろう)
 そういえば今日は一度も起きなかったな――と、そこで気がつく。
 いつもなら食事に眠るのは数分が限度。そのあと何事もなく起き上がると、また食事に戻る大食漢なのに。
「なあ、アパルよ」
「ん?」
 立ち上がったサッチは、背中を向けたまま呼びかけた。
「年齢だなんだと気にするよりもよ、素直に心のままに応えてやったほうがいいと思うぜ」
 そう言い残し、サッチはどこか覚束ない足取りで仲間の屍を越えて船内に戻った。
(そんなこと言ったって……)
 そう簡単に行動できたら人間は苦労しない。若いときは往々にして視野が狭くなるものだ。そういうときに、叱って別の道があることを教えてやるのも年長者の務めである。
 ふてくされた気持ちで、アパルはエースの肩を揺らした。



 珍しく寝起きの悪いエースを、アパルは片腕を担いで部屋と向かっていた。船員たちは見張りを除いてほとんどがすでに甲板か自室で寝ているらしい。随分と静かなもので、二人以外に人影はない。
「エース、ほら部屋についたよ」
 エースの扉の前で呼びかけて体を揺すると、ゆっくりと彼の瞼が持ち上がった。おもむろに――しかし寝起きにしてはやけに真っ直ぐアパルの横顔を見たと思えば、支えられていた片腕をアパルの肩から素早く引き抜き、そのまま腰をさらうように部屋の中に吸い込んだ。
「え?」
 扉からさほど離れていない散らかった布団の上に押し倒され、暗い室内で影を落とされたアパルが呆然と呟く。
「エース? どうしたの?」
 夜の屋内のせいで顔がよく見えない。しかし、顔の両脇に下ろされたエースの腕は、ないかを押しとどめているように力が入って震えている。
 飲み過ぎたのかと心配になったアパルが訊けば、不意に雲の切れ間から月明かりが差した。
 窓枠の形に切り取られた白い光りによって、エースの表情が露わになった。
 怒りと悲しみの混じったようなその顔に、アパルはひゅっと息を飲んだ。
「ど、どうしたの?」
「……俺が、サッチやマルコたちみたいに大人だったらアンタは俺を選んだのか?」
「え?」
「俺の年が若ければ、俺のこの気持ちは本物にはならねーのか?」
 怒りが如実に表れた力の入った目許――しかしその瞳は悲しむように涙で揺れている。
「エース、まさかさっきの聞いて……?」
「俺はアンタのことが好きだ! なのに、なんで年なんかのせいでフラれなきゃいけねーんだ!」
 真っ直ぐにアパルの胸を差す言葉に、ドキリと心臓が高鳴った。じわりと熱を持ちそうになった頭をどうにか冷静に保って、アパルは早口に言い聞かせた。
「好きって言うけど、エースはまだ若いでしょ……俺へ向けるのは雛鳥のすりこみっていうか……本当の愛とか恋とかそういうのと違うと思うんだ。もう少し経てばちゃんと分かると思うし、」
「うるせえ!!」
 初めてエースから大きな声で怒鳴られて、驚いて喉が締まった。言葉を無くしたアパルの左胸を、エースの拳が軽く叩いた。
「親父たちがいれば、俺は楽しんだり悲しんだり出来る」
 でも――と、切実さを含んだ男の声が、涙に震えていた。それでも瞳に滲んでいた涙の気配は消えて、アパルを見下ろす双眸には決して逃がさないと言うような鋭い光りがあった。
「でも、アンタじゃなきゃ痛いのはなくならねーんだよっ!」
 噛みしめるようなその言葉に、アパルのなかの抵抗していた自分がストンと諦めたように座り込んだ。
(それを言われたら、俺もうなにも言えないよ)
 ずっと押しとどめていた本心が、むくむくと心の奥底から大きくなっていく。
 気づくとアパルの眼から一筋の涙が零していた。
 刹那、ぎょっと怯んだエースだったが、負けじとばかりに表情を険しくして動揺を押し殺している。泣かれたって引かないぞという意思表示に、アパルは嬉しくて仕方がなかった。
 ふっと綻ぶように笑い、驚いた顔のエースに腕を回して抱き寄せる。
「……あのさ、俺結構おじちゃんなんだよ?」
 そこんところ分かってる? と訊けば、
「アパルの年は知ってるけどよお」
 と、どこか不服そうな低い声が届く。
「言っとくけど、全然そんな年に見えねえからな。いまだにサッチたちと変わらねえって信じてないヤツもいるし」
「まあ……たしかにちょっと童顔だけど……」
「若いっていうか……その、」
 不意にどもったエースが、照れているのだと気づいたのは次の言葉を聞いたときだった。
「アンタ、綺麗だから……だから、全然おじちゃんとか言われても実感ねえ」
「きれい……?」
 四十路間近の男に言うには、あまりに不釣り合いな言葉だ。オウム返しになったアパルに、顔を上げたエースは大真面目に頷いた。
「雑用とか一緒にしてる若い奴ら、アンタと喋るときドキドキしてるだろ。女にするみたいに気遣って荷物持ったりとか……」
「いや、あれはただ単に俺に力がないが故の心配りというか……」
 ちょっとほかの船員たちと比べて態度がぎこちないなあ、と感じたことがないわけじゃない。エースに言われてから考えると、思春期の男が女性相手にどぎまぎしてるように見えないこともない……?
 考えて、でもやっぱりないよなとアパルは笑った。
「嘘だと思ってんだろ」
「いや、まあ仮にエースの言うように綺麗で年に見えないとしてさ」
 それでも――と続ける。
「エースよりうんと早く老けて綺麗じゃなくなっちゃうけど、それでもいいの?」
 不安の過るアパルの眼差しに、エースは一瞬だけ動きを止めると、すぐに力強く頷いた。
「綺麗でもそうじゃなくても、アパルじゃなきゃ嫌だ……!」
「そっかあ……」
 そうまで言われたら、もうなにも言えなくなってしまった。だって嬉しくてしょうがないのだ。
 胸元の薄い皮膚の下で、本当はずっと心臓がドキドキと大きな音を立てている。
 それを聞かせるように、アパルはエースの頭をぎゅっと抱いた。
 胸元で「あ、アパル……?」と混乱したエースが戸惑いの声を上げた。
「おじちゃんでもいいなら、もらってもらおうかな」
 呟いた声に、弾けるようにエースが顔を上げてずいと迫った。鼻先が触れ合う距離で限界まで見開かれた瞳がキラキラと輝いてる。
「俺もさ、エースのこと好きだよ」
 そばかすが散った鼻先にそっと唇を寄せて囁く。
 しばらくアパルを凝視していたエースは、やがて頭が追いついたのかモビー中に響くような声で歓声を上げた。

(サッチ! 昨日からアパルは俺の恋人だからな!)
(お、やっとくっついたのかおまえら)
(マルコ! アパルは俺の恋人だからな!)
(はいはい。さっきから何度も聞いたよい)
(親父ー! 俺アパルと恋人になったんだ!)
(グラララ、そりゃめでてえな。野郎ども、今日は宴だ!)

 翌朝、起きたらすでに全員が付き合いだしたことを知っていて、アパルは廊下で一人頭を抱えた。


(なんだアパル。そんなとこでうずくまって)
(イゾウ〜!)
(そういえばおまえたちようやくくっついたんだろ)
(お前まで! エースは一体いつからああやって言って回ってるんだ……?)
(日の出ぐらいにはもう船内駆け回ってたぞ)
(はあ〜〜〜……・・)



 ◆◆◆

 お題「きみと結ばれたことを自慢して回ったこと」でエースでした!
 リクエストくださった方ありがとうございました!
 お題要素が最後のちょっぴりになってしまってなんだか申し訳ありません泣
 エースの年下らしい可愛さや、それでも見え隠れする男としての面が上手く書けていれば良いんですが……!
 普段からエースは押せ押せ状態なので、周囲には丸わかりで、みんな見守り状態でした。
 きっとこのあと盛大に祝われていると思います。男主は下っ端の雑用と関わることが多く、エースよりちょっと早く仲間入りしてる一部からは兄と言うより母みたいに慕われてます。なので、エースはその一部からは祝福されながらも、「お前母ちゃん(男主)泣かしたら許さねえかんな」みたいにギリギリされてます。
 そこのところの賑やかなモビーの幕間とかも機会があれば書きたいです。
 改めてリクエストありがとうございました!!