少しの嫉妬



「ジェシー?」
「んー?」
「恥ずかしいんですが」
「えー?俺以外にも見てる人はいると思うよ?」
「目の前で見られるのはとても恥ずかしい」

隣にいるジェシーが見ているのは表紙にセミヌードの私が載っている雑誌だ。美乳企画で呼んでもらって過去に美乳企画で載ったモデルさんや女優さんに引けを取らないか心配だったけど、私の1番を引き出してくれるスタッフさんたちにメイクも撮影もしてもらって恥ずかしい気持ちもあったけど、いいものが撮れたんじゃないかと思った。まさか買ってくるとは思ってなかった。

セミヌードの話を受けたことを話したときは嫌だけどお仕事だもんねって言ってくれていたけど。

撮影するときに胸が綺麗だと言ってもらえて嬉しかったなぁと思い返す。
彼氏さんが羨ましいですと言われてちょっと嬉しくてちょっと恥ずかしかった。

「名前がこんなに綺麗だってバレちゃったね」
「怒ってる?」
「ちょっと怒ってる」
「セミヌードって言ったよ」
「こんなに露出するって思ってなかった」

ちょっとって思えないくらい怒ってるって分かる声に苦笑しかできなくて、目を合わせてくれないジェシーの顔を撫でれば体重をかけられてそのまま押し倒された。
ソファの肘掛けに頭を軽くぶつけて痛かったけど甘えてくるジェシーが可愛くて柔らかい髪に指を通して撫でつける。
服の袖から入ってくる手が肌をくすぐってくる。
慣れた体はそれだけで快感を拾ってしまって息が熱くなる。襟ぐりが広いから少しずらされると露出する胸の中心に吸いつかれて痕つかないか心配になってしまう。

「痕はつけちゃダメだよ」
「見えないとこならいい?」
「…いいよ」
「んふふ」

多分もう機嫌は直ってるかもしれないけど見えないとこなら別にいいかなと許可を出せば胸に顔を押し付けたジェシーが楽しそうに笑う。
上目遣いで見てくるのが可愛くて引き寄せてキスをした。

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