嬉しいこと



ドラマの撮影を終えて、最寄りの駅につくとSixTONESと SnowManのデビュー広告が飾ってあって自然と立ち止まる。
ファンの子だろう女の子がスマホで写真を撮っているのを見て自分もスマホを取り出す。
近くで見ているはずのジェシーは私の前でのカッコよさとは違うカッコよさがあって全体の写真を撮っているはずなのに彼にピントが合ってしまうような気がして笑ってしまった。
写真を撮ったのと同時くらいにメッセージアプリが受信を知らせてきた。タイミングがいいのかジェシーからのメッセージに口角が上がった。
『後ろ見て』

「え、」
思わず出た声に手で口を隠しながらメッセージ通りに振り返ると普通の人より派手な服を着てハットを被った高身長の人がいてどう見てもジェシーだった。
私が振り返ったのが分かって悪戯が成功したみたいに笑って手を振ってくるから可愛いなと思いながら振り返しておく。



_____

「よく私だって分かったね」
「電車同じの乗ってた」
「うそっ」
「ほんと!いつ声かけようかなって思ってたけど写真撮ってるの可愛いなって思って見てた」
「恥ずかしいんだけど」
「俺に見惚れてた?」
「バレた」
「AHAHA!」

たまたま私の家に向かうジェシーと自分の家に帰る私が乗る電車が同じだったみたいで、確かに来ることはメッセージで来ていたけど同じ電車に乗るとは思っていなかった。

一緒に帰ってきた家の中でソファに座るジェシーの足の間にお邪魔する。後ろから抱きしめてくれるジェシーに身を任せて甘えるのが1番好き。

「恋人発言したの怒られた?」
「怒られるどころか許可の確認連絡きたやつ私に確認する前に事務所が勝手に許可出してたよ」
「AHAHA!最高!」

テレビから流れてきたニュースがちょうど私とジェシーのことでストラジの恋人発言したところが映されてSixTONESの皆が驚いてるのが何回見ても可笑しくて笑ってしまう。高知は知らないフリするのが上手いなと感心したり。
Jr.でステージに立ったりするときにプライベート以上に触れ合っていたつもりはなかったけど、それが当たり前だと思ってもらえるくらいジェシーの近くにいた自覚はあって、それがファンの皆に受け入れられたことが嬉しくて。
すぐ横にあるジェシーの顔に頬を押しつけて擦り寄れば含み笑いと一緒にキスが何個も振ってきた。気持ちが通じ合ったみたいで嬉しくて体勢を少しだけ変えてジェシーの頭を抱き寄せてから唇にキスを送った。

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