うぅん…まだまだ足りないわね……。というか、また高くなったかしら……。あなたのご主人、きっとあなたのことが大好きなのね。あなたを出したくなくて、わざと金額を上乗せしていってるんだわ。意地悪にも程があるわね。…ええ、そうよ。あたし、いつかあなたをそこから出すの。だからがんばってお金を貯めているのだけれど……これがなかなか貯まらないのよね。毎日きちんと数えている訳では無いから分からないけれど、何となく減っている気さえするの。余計なものは買っていないつもりなのに……不思議なこともあったものね。ううん、でも、無くなったならもう一度稼げばいいの。あたし、こう見えても結構器用なのよ。ああ、その顔、信じていないわね?ふふん、証拠ならきちんとあるわ。このワンピース。あたしが自分で作ったの。シンプルだけれど可愛くて、結構気に入っているの。友達からも言われたわ、同じようなものが欲しいって。だからあたし、彼女にも作ってあげたの。そのくらいには、手先は器用よ、あたし。喫茶店もいいけれど、これをお仕事にするのもいいと思うの。うん、そうしましょう!少しずつ、あたしお洋服を作ることにするわ!そうと決まれば布を買いに行かなくっちゃね!……あら、なあに?うふふ、理由なんて、そんなの簡単よ。あたしがここまでするくらい、あなたは魅力的だから。あなたが一緒にいれば、毎日がとても楽しいと思うの。いいえ、楽しくなくってもそれでいいの。あたしが楽しくするだけだから。それじゃあまた明日ね。