こんにちは、お人形さ…まあ!どうしたのそのお顔!傷だらけだし、お洋服もボロボロじゃない!それにあなた…それサーベルね!?今までそんなもの、持っていなかったじゃない!…ねえ、危ないこと、してない、わよね……?…そう、それならいいの。でも、傷はちゃんと治さなくっちゃダメよ、せっかくきれいなお顔なんだから。せめてこのガラスがなければ、あなたのこと、あたしが手当してあげられるのに……ごめんなさい。何もできないのがもどかしいわ。……そんなの決まってるわ、あなたがあたしを心配してくれるからよ。あなたがあたしを心配してくれるから、どんな些細な傷であれ、あたしもあなたを心配するの。あたしにとってあなたって、あなたが思ってる以上に大事なひとなのよ。…ひょっとして、照れてるの?まあ、まあ……!うふふ、普段あたしをからかうから、そのお返しね!初めてだわ、あなたにお返しだなんて…!ふふふ、あなたがあたしのことをからかう時、あなたはなんて意地悪な人と思ったけれど、何となく気持ちが分かる気がするわ。ふふふ、そんな顔しないで。あたし本当に嬉しいの。あなたは大抵、笑うか心配そうな顔をするかのどちらかだったから。こう言うと怒られてしまいそうだけれど、あたしあなたが照れるところを見られて良かったわ。ああ、そろそろ行かなくっちゃ。名残惜しいけれど、今日はここまでね。明日また会いに来るわ。