朝は虚ろに来たるのみ


それは夜に置いてきた
蝶々結びの解けたあとに
指に凍む窓辺
情の影踏み
それでも言わなかったこと
銀の針
微睡むだけで終わりたかった
枯れ花冠の残り香
膨らむには遅すぎただけ
また狂い綻ぶ暗夜の花


material by Pyrope
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