美しすぎた愚者の果て
私の恋人は、特別な人なのだと思う。まずその類まれなる容姿。美しく整った造顔に伏せられると影を作るほど長い睫毛。人を選ぶのであろう鮮やかなピンク色の髪も、全てが彼のために誂られたかのようにそこに存在する。
かつてその傷で損をしていると、ある人に言われたらしい口元の傷跡も彼の毒気のある美しさに付加価値をつけるほど、彼のものであると認識すれば美しく見えるのだから不思議だ。
彼は、神様が作りあげた特別な生き物なのだと、私は常々思っている。
三途春千夜は、私にとって特別な人だ。まだ私が個性などひとつも感じられない制服を身にまとっていた頃、酔っ払いに絡まれていたところを助けてくれたことがキッカケで私は彼と出会った。その頃の彼は長く量の多い髪の毛をひとつに結い上げていて、それはそれは人間離れしていた美しさを放っていた。だからか、道を歩けば人は遠巻きに彼を見つめる。
三途くんが綺麗だから、みんな近寄れないんだね。私がそう言うと彼はそれを鼻で嘲笑い、ンなワケねェだろ、と吐き捨てた。そうか、彼はそう思うのか。少なくとも私には彼の美しさに恐れ慄いて、誰も近寄らない、遠ざける、そんな風に見えたのだ。オマエはヘンなヤツだよ、気持ち悪ィ。彼はそう言ったけれど、離れろとも消えろとも言わなかった。
だから私は彼の隣を歩く。そばにいる。
そして何年かの月日が経ったある日、物好きな男性が私に声をかけた。どうやらその人の好みにバッチリと私が嵌ったらしい。押し売りの営業のように、自分がどれだけ優れているのか、それが私にどんな利益をもたらすのか、私はどれだけ恵まれているのか、そんなことをプレゼンし続ける口をぼんやりと見ていると、背後から肩を捕まれた。誰だろう、そう思って背後を見上げるとそこには三途春千夜がいた。不機嫌そうに眉を歪め、外出時には必ずはめ、外さないマスクを顎下にずらし、口元の傷を披露する。
「テメェ、誰のオンナに汚ェ唾つけてンだよ。ぶっ殺すぞ」
衝撃的な一言だった。まず初対面の人に向かってぶっ殺すぞという物騒極まりない言葉もそうであるし、潔癖の気がある彼が唾という表現を使ったこともそうであるけれど、私はどうやら、彼のオンナだったらしい。彼がそう私を認識していることが、恐らく今まで生きてきたそこまで長くもない人生の中で1番の衝撃であった。
今まで雄弁に語っていた男性は三途春千夜の言葉とそのどう見ても一般人とは程遠い容姿に震え上がり、情けない声で一言謝るとふらふらと心許ない足取りで立ち去っていく。三途春千夜はそれを見て、鼻で嘲笑すると、私の肩を掴んでいた手を離した。特に押さえ付けられているという訳ではなかったけれど、私は漸く解放された、と晴れやかな気持ちで三途春千夜を振り返る。
「私、キミのオンナだったの?」
「……ウゼェ」
「ねえ、そうなの?聞いてる?ねぇ、三途く」
「五月蝿ェよ、黙れ」
三途春千夜はそう言うと、マスクを下げたまま、惜しげも無く披露されている唇を私のソレに押し付けた。色気もへったくれもないような拙いキスだった。唇越しにぶつかった歯がじんじんと痛む。思わず口元に手を当て、見上げた三途春千夜の顔は微かに赤く、そして満足そうであった。
ずっとそうやって黙って、オレの隣にいろ。そう言うとマスクを元の位置に戻す。そして私の手首をがっしりと握った。私はその日から特別な人間である三途春千夜の特別な存在になったのだ。
三途くん、そう呼ぶと春千夜、とだけ返されるので三途春千夜のことは、春千夜と呼ぶようになった。私がその名を呼ぶと、照れ隠しなのか眉根を寄せてじとりとこちらを睨めつける。案外普通の男のような反応に私は笑った。特別な人間でも、普通だと思えるようなそんな所もあるのかと。
春千夜は、いつの間にかトレードマークだった特攻服を脱いで、凡そ一般人が着用するべきものとは思えないような派手なスーツを好んで着るようになった。そんなのどこで買うのと聞くと、決まって、どうでもイイだろ、と吐き捨てる。どこの世の中にそんな派手なスーツを着る仕事があるのだろうかと考えたけれど、すぐにやめた。春千夜は、必要なことは必ず教えてくれる。その春千夜が、何も言わないのだ。。
私は知る必要が無い。そして知らせる必要も無い。私も理解している。だから、重たくなる心には、そっと、蓋をした。
まるで野良猫のようにふらりと私の家に来ては、私の大して美味しくもないだろう料理を食べて、一人暮らし用の狭い風呂に入り、フリルが付いた可愛らしい寝具で揃えているシングルベッドに狭そうに寝転がる春千夜。
気だるそうな顔は今にも瞼が落ちてしまいそうで、よほど疲れが溜まっているのだろう。朝目覚めても特に動き出す様子がない。今日は珍しく仕事が休みのようだ。もう少し寝たら、という私の言葉に、あー、と言葉にもなっていない返事が聞こえる。
「大丈夫?仕事、忙しいの?」
「……別に。……なァ、それなに」
そう言った春千夜の視線がソファの前のローテーブルに向いたのを追った。そこには先週届いたこの部屋の更新を知らせる通知が封を開けた状態で置いてある。忘れてた。私の呑気な声に春千夜は数秒間止まったあと、怪訝そうな顔を私に向けた。
「アパート、更新なの。会社から少し距離もあるし、引っ越そうかな」
「……オマエの会社、最寄りって、ドコ」
私が問いに答えると春千夜は、フーン、と何かを考え込むように黙り込む。最近ではよくあることなのであまり気にはせず、自分の空いたマグカップを持ち上げてキッチンへと向かった。すると、背後から春千夜が私に向かって言葉をかける。オレの家に住めば。まるでコンビニに誘うような口振りに私は耳を疑う。
今、なんて言ったの。私が振り返りながらそう言うと春千夜は小さく舌打ちをした。1回で聞き取れよ、クソ。そう悪態を吐く。だけれど、視線を逸らしながら、オレの家に住めばいいだろ、ともう一度言ってくれるのだから、春千夜は優しい。
思ってもみなかった甘い誘いに私は頷くことも忘れ、すっからかんになったマグカップをそのまま床へと落としてしまった。春千夜は、オイ、と声を荒らげてこちらへと駆け寄ってくる。ケガは?触ンな、バカ、そう言って私の手を握る春千夜に、私は一緒に住んでくれるの、と問い掛けた。
「そう言ってンだろ。アホ」
私と春千夜が一緒に住み始めて早2年の月日が経った。生活費や家賃、その他諸々の費用についてどうしたらいいのか、共同生活を始めた頃春千夜に聞いたけれど、いらねェとバッサリ切り捨てられたことはまだ記憶に新しい。
必要があればこれを、と渡された真っ黒のカードの意味を知らないほど、私は世間知らずでは無い。同年代にこのカードを持つような人、私は知らない。どんな仕事に就けばまだ20代も前半の私たちがコレを持てるのか、そう考えたけれど答えは出なかった。
朝目を覚ますと、昨日作ったハンバーグがラップをかけた昨晩の状態のままテーブルに置かれている。昨日も、帰らなかったんだ。そう思いながら私はそれを勿体ないと思いつつ、ゴミ箱に捨てた。仕方がない。スマホを見ても春千夜からの連絡はひとつもなかった。きっと、それも、仕方がないのだろう。
三途春千夜は、特別な人間なのだ。凡人である私には分かり得ないようなことの一つや二つ、抱えて然るべきなのだろう。特別な人間の特別な事情など、知りたいと、望むことすら烏滸がましい。望んではいけない。
特別な三途春千夜の近くにいることを許されている。私はそれだけで特別なのだ。そう言い聞かせないと、私は多くを望んでしまう。
春千夜、今日は帰ってくるの。それは何時になるの。どこにいるの。誰といるの。
聞きたいことはたくさんある。でもそのどれも私は聞けたことがない。私はまたそれを苦いコーヒーと一緒に飲み込んだ。
残業も飲み会も友人と会うことも、全て自由にしていい、連絡も特に必要は無い。そう言われているので、私は会社の飲み会を自分の都合以外で欠席したことはなかった。お陰で上司からの評判は上々である。
今日もほろ酔いで帰宅すれば、しんと静まり返った我が家。最早春千夜のお金で私が住んでいるだけのマンションと言っても過言ではないはずだ。まるで、怪しい仕事をしている妙齢の男性の愛人のようで笑いが込み上げる。
オートロック、高層階、使っていない部屋さえあるこの家に2人で選んだものなどひとつもない。こんなの1人で住んでいるのと変わらない。着ていたスプリングコートを雑に脱ぎ捨てた。どうせ帰ってこないのだから、好きにしてしまえ。そんな投げやりな気持ちだった。
私はほろ酔いのまま簡単にシャワーを済ませて、冷蔵庫からまた酒を取り出す。きっと春千夜が見たなら呆れた顔をするのだろうけど、その本人とはもう1ヶ月ほども顔を合わせていない。お店で飲んだものよりも少し弱い炭酸が喉に染みて、じんわりと涙が滲んだ。
「会いたいよ、春千夜」
ぎゅ、と目を閉じる。きっとドラマや漫画ならここでがちゃりと示し合わせたようにドアが開くのだろうけれど、我が家の重たい扉はうんともすんとも言わない。そんな、当たり前のことにすら、私が特別な存在では無いのだと思い知らされた。
「……1人で、また酒かよ」
アルコールでぼんやりとする意識の中、春千夜の声に意識が浮上した。久しぶりに聞いた春千夜の声は、相変わらず私に呆れているような言葉を吐き出す。
それでも私の心は、久し振りの愛おしい人への想いに溢れた。おかえり、そう言いたいけれども、まだ抜けきらない眠気に気怠い体は言うことを聞かない。お酒なんて飲むんじゃなかった。
何も言わず起き上がらない私を、春千夜は寝ていると思ったようで、小さく、寝てンのか、と呟く。本当は寝ていないので、僅かな罪悪感が生まれ、私は慌てて瞼を下ろし、寝たフリをした。
春千夜は、だらしねェ、と独り言を洩らし続ける。恐らく、投げ捨てたままだったコートを見たのだ。今日だけなのに。そうは思うけれど狸寝入りを決め込んだのは私である。
布擦れの音がして、私の体が温かく柔らかいものに包まれた。柔らかい感触は、きっと私がリビングで使っているブランケットで、春千夜がかけたのだろう。
「いつも、待ってンの……バカが。面倒クセェ」
春千夜はそう言うと私が寝転んでいるソファの背もたれに腰掛けたようだ。軋むような音がその辺から聞こえる。待ってはいるけれど。面倒くさいって何事。待たれるのが嫌、と言うような言葉に少しム、としてしまう。
なァ、寝てンの?春千夜は確かめるように言った。答えようか。どうしようか、数秒間悩む。すると、沈黙は肯定と受け取ったのか春千夜は独り言にしては大きい声で話を続けた。
「愛想、つかせよ。いい加減。ウンザリって、言えよ。こんなに家にも帰らなくて、仕事も言わねェような男、ムリだって、別れるって」
狸寝入りをしていたことはどこへやら。私は春千夜の言葉を聞いて、目をパチリと開いてしまった。そうか、春千夜は、別れたかったのか。どうやら物事は私が思っているよりもずっとシンプルだったようだ。
春千夜と別れる。考えたことすらなかった。まあでも、今この状況を考えれば、別れても別れていなくてもさほど変わらないのでは。私の頭は存外冷静で、驚くほどよく回転する。
ここは春千夜の名義の家だろうし、生活費も家賃も折半などしていない。家具も元々あったものを使っている。以前一人暮らしをしていた際に使っていた家具は私に、宛てがわれた部屋に詰め込んであるので、まあ、困りはしないはずだ。
生活費もほぼ全て春千夜が出してくれていたから貯えはある。引越しも仕事の休みさえどうにかなれば来月を待たずして出来るだろう。明日は、やることが多そうだ。
そんなことを考えていると、オマエ、どうしてオレみてェなのが好きなンだよ、と泣きそうな春千夜の声が聞こえる。ぱちぱちと自分の瞼が動く。聞いたこともないような声に、戸惑ってしまった。
どうしてって、そんなの、春千夜だから好きなんだけど。意味なんて、そんなもの考えたことすらなかった。さっきまで驚くほどよく回っていた頭が、今度はギシギシと錆びた螺のように動かない。
「別れてやれなくて、悪ィ……」
「どうして、悪いの?」
「は」
私からの返答に春千夜は慌てた様子で私を振り返る。オマエ、な、寝てたンじゃ、と戸惑うような声とぽかんとした顔は珍しいものだけれど、今はそれに気を取られている場合では無いのだ。私は中途半端に振り返っている春千夜の腕を逃がさないように掴む。そして、もう一度聞いた。どうして、悪いのか。
春千夜は息を呑んで、押し黙る。何秒か、何分か、分からないほど私たちは見つめあったまま動かなかった。何度目か分からない瞬きの後、春千夜はその長い睫毛を伏せて、本当に小さい声で呟く。
聞けば、私には到底言えないような仕事をしているそうだ。恐らく私が春千夜と関係を持っている、そのことが知れ渡ってしまえば、今のように外を出歩くことは出来ないらしい。仕事も辞めてもらうことになる。そう言ったあと、完全に顔を下に向けてしまった。
「それは、駄目なことなの?」
「オレは、オマエを巻き込みたくないンだよ」
「どうして?」
「オマエは普通の人間だから。オレとは、違う」
私と同じことを春千夜も考えていたんだね。そうだよ。私は特別な人間じゃない。どこにでもいて、代わりなんて、いくらでもいるの。私がそう自嘲気味に言うと春千夜は俯いていた顔を即座に上げ、オイ、と聞いたこともないような低い声で唸る。
失言だと、思ったけれど遅かった。掴んでいたはずの腕は外され、逆に手首を掴まれる。強い力に骨が軋むような感覚がした。
「オレの女の、代わりがいくらでもいるって、そう思ってンのかよ。テメェ、クソみてェなこと、二度と言うんじゃねェぞ」
「ご、ごめんなさい……」
「オレが言いてェのは、ンなクソみてェなことじゃねェよ。……オマエは、オマエには、幸せに、なってほしいって、それだけ」
ああ、そういうことなんだ。飲み込んでしまえば、春千夜の言葉や思いは私がこれまで抱えてきた感情とは全く似て非なるものであった。そうか、春千夜にとって、私はちゃんと特別な人間であったのか。
改めて噛み締めると、なんとも言えない嬉しさのようなものが込み上げる。何も言わない私に、春千夜はなにか言え、とでも言うように私の手首を握る力を強めた。痛い、思わず声に出すとは、としたように手を離す。
「わ、悪ィ」
「痛いよ」
私の手首には微かに赤く春千夜の手の跡がついていた。それを見た春千夜は眉根を寄せ、まるで自分の手首が痛むような顔をする。痛いのは私なのに。擽るような動きで撫でる指は気遣わしげで、痛むか、冷やすぞ、とかけられる言葉はあまりにも優しく甘美だ。
冷やすものを、と立ち上がろうとした春千夜の腰に腕を回してぴったりと抱き着く。体温が低い春千夜の体だけれど、目覚めたばかりで冷え切った体には有難い温かさだ。
背中に当てた耳から、春千夜の血管を流れる血液の低い音が聞こえる。生きている人間の音だ、そう呟くと、当たり前だろ、と言われてそれもそうだと声を出して笑った。
「悪いって、思ってる?」
「……まァ……それなりに」
「じゃあ、お願い聞いて」
私がそう言うと、春千夜は少し考え込む様子で黙り込む。そして溜息を吐くと、ムリなことはムリ、と答えた。春千夜らしい答えだった。
私は腕に力を込めて、春千夜の背中に頬を擦り寄せる。スーツにはまだ外の匂いが染み付いて、僅かに鉄の匂いが混じっていた。それに気付かない程、鈍感でいられたなら、春千夜がこんなに悩むこともなかっただろうか、そう思いながら、私はその匂いに気付かないふりをする。
「春千夜、結婚して」
「……は、」
「結婚して、家族になって、ずっと一緒にいたい。……そうだなぁ、死が、2人を分かつまで」
冗談っぽく言ったつもりなのに、私の声は思ったよりもずっと震えて情けない声だった。張りつめて今にも切れてしまいそうな糸のような言葉に春千夜は何も言わない。ただ、回された私の手に自分の手を重ねる。
オレが頷いたら、もう戻れねェぞ、いいのか、オマエはそれで。そう言う春千夜の顔はずっと前を見ていた。
オレにはオレより優先するものがある。そして、それはオマエじゃねェ。
続いた言葉はとてもはっきりとしたもので、私は少しドキリとしてしまう。だけれど、悲しさはなかった。私の中で、三途春千夜という存在はそんなものでは揺らぐことはない。
「私には、春千夜より特別な人は、いないから。あなたの傍にいれるなら、それでいいよ」
私が答えると、春千夜は体を翻して私を力強く抱き締めた。覆い被さるような抱擁に、私はすぐ体勢を崩し、鈍い音を立ててソファに沈み込む。春千夜は何度も何度も謝った。何故なのだろう、私は、春千夜の特別、という何にも変えられないものを今この瞬間に得られたというのに。感謝こそすれ、謝られるようなことはひとつもない。
謝らないで、私は、あなただけが大好き。
そう言いたくて開いた口は、すぐに春千夜によって塞がれる。相変わらず歯と歯がぶつかるような力強く、拙い口付けだった。
それは何度かくっついて、離れてを繰り返す。やがて、舌をねじ込むような荒いものに変わった。久し振りのキスに、息継ぎを忘れた私に気付いたのか、春千夜はゆるりと私の口内から舌を抜いて離れる。鼻先が触れ合うような距離を保ったまま見つめ合った。すっかりと上がった息遣いが静かな部屋に響く。
「足りねェ」
飢えた獣のような言葉すら愛おしいと思ってしまう私は、どうかしているのだろうか。誰にも聞くことは出来ないような問いを頭の中で繰り返し、私は彼の口元の傷跡に指を這わせる。全部あげるよ、そう囁くと春千夜は泣いた。
私の体に跨る春千夜のいつ見ても美しい伏せられた睫毛。そしてそれが彩る綺麗な形の瞳から生温い涙が零れて、私の頬に伝う。元々伝っていた私の涙と混ざったそれに名前を付けるなら。きっとそれは愛だ。春千夜と、私の間に確かに愛が存在したという証明である。
いつか、春千夜と私を死が分かつ、その瞬間も私達と共にあるそれを愛と呼ばず何と呼ぶのか。私は考えながら春千夜を受け入れた。
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