上級者パーティの日常的な冒険 1


一行は、ダンジョンの内部で魔物と戦っていた。

ツルを振り回してくる植物型の魔物の攻撃をいなしながら、剣士が叫ぶ。

「こいつ、手強いぞ!付加魔法を頼む!」

「了解っ!」

魔法使いが応えて、詠唱を始める。

「スパド・アディベント・リスネール、スラスト、アレアト・フラーム! 炎よ、剣と共にあれ!」

長い詠唱を終えて魔法使いが杖を振ると、剣士の長剣が付加魔法の光に包まれる。

「よし、今だ!」

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