郷愁
-
成人式
-
一万ポンドの年収
-
しじょう
-
迷子/lost child
-
01(宇宙写真)
-
03(学校写真)
-
02(チョコケーキ写真)
-
バレンタイン
-
感傷
「郷愁」
駄菓子屋のお婆ちゃんは死んだよ
2015年、車は空を飛びましたか
小さい頃はヒーローがいたの
何処かで置いてきた純真は今も無邪気に笑うのです
宇宙飛行士にはなれなかったよ
もう一度抱き締めて貰えるなら命だって惜しくないのに
寂しいって泣いてももうあの人は慰めてはくれないんだ
貴女が思い出になって随分経った
あの日の魔法にもう一度かけて
君の町の星空はまだ綺麗ですか
Saudade
様
「成人式」
青い季節が終わりを告げて新しい季節が始まった
小さかった僕からの手紙
遠い未来は随分早くやって来た
気付けば煙草を買える歳になった
まだ大人になんてなれない
もう言い訳は効かなくなってしまった
憧れたものはこんな今だっただろうか
責任は自覚もない僕の腕に収まった
懐かしい人と他人行儀な僕の母校
あの日の君の面影を残してその人は笑う
きみとぼくと冬の日に
様
「一万ポンドの年収」
汚い大人になりました
愛は金で買えるのか
欲しいものを言って御覧よ
紙切れ1枚の幸せ
彼は確かに淋しいと言った
人を狂わせる魔法
成功者は泣いた
口先だけの愛情
5ドルで俺を買ってみろ
あんな紙屑燃してしまったよ
_劇的
様
「月と六ペンス」
「しじょう」
空論に過ぎないお話
白紙に戻ったルール
完全犯罪の計画書
その死は紙切れ一枚で証明されたのです
個人的な復讐
客観的な暴力
君が知らなくていいもの
美しき大悪党
試しに付き合ってみませんか
17文字の情景
紡ぎ唄
様
「迷子/lost child」
昨日と違う何かを探しに
違う道、新しい発見。
新しい靴の気が向くまま
いつから寄り道しなくなったんだろう
歩きたかったはずの道が消えた
行きたい場所が分からなくなったの
何処にも行けない僕は立ち尽くす他なくて
探しに来てくれる人はもういない
君の足音が聞こえた
誰も知らない何処かまで
cradle
様
「01(宇宙写真)」
7月7日はいつだって雨が降るんだ
まだ冥王星が惑星だった頃
火星人にはまだ会えない
無重力アクター
星屑を君の両手に零れるほど。
無限はどうも怖いから、隣でこの手を握っていてね。
永遠の孤独の中で僕は愛を見付けられるだろうか
その星は僕達のためだけに存在していた
あの星の名前を君はきっと知らない
誰よりも小さなこの星に愛を
noche
様
「03(学校写真)」
僕等の青春語録
君の席は廊下側3番目
廊下の先は時に異世界に繋がる
放課後アバンチュール
あの頃からは何もかも変わってしまったね
セピア色の面影
未だ引き摺る思い出
あの日の残響
3年間のハッピーエンド
僕等は少しだけ輝く馬鹿だった
noche
様
「02(チョコケーキ写真)」
私ね、甘いものが苦手なんだ。
紅い舌の誘惑
それなりに重たい恋
胃もたれしちゃやぁよ
吐き気を催す可愛さ
自己満足な心配
あの子は愛しちゃくれなかった
キスマークは付けちゃダメ
君の事食べちゃったらその時はごめんね
欲張りはフォーク片手に笑う
noche
様
「バレンタイン」
恋情自由宣言
女子校育ちクッキーモンスター
義理チョコパーティー
真っ赤なリボンで飾り付け
いつもより可愛いあの子
女の子って計算高い
勇気を出して一歩踏み出せ
放課後、空き教室で待ってる
歪なトリュフはビター味
恋色キャラメリゼ
きみとぼくと冬の日に
様
「感傷」
8月31日の永遠
あの夏は僕等の青春だった
昔の僕が涙を溜める
君を追い越す日が来てしまったね
未来は希望だった頃
愛したのはこの上なく平凡な毎日
ママがくれたテディベア
あの日の傷は今も疼く
夕暮れる世界の端で
小さな初恋にバイバイ
fragment
様
Moratology