「またいつか」あの日僕等はそう言った
(きっと深い意味もなかった約束)

優しく列車は車輪を回す
(新しい旅が始まったんだ)

そうそれは遠くて近いあの日の記憶
(今でも僕を支える光の話)

道行く通行人A

君が僕の未来そのものさ
(無垢を纏って笑う)

カラクリ劇場の人形劇
名前のない宝物
小さなリンゴの苗１つ
世界に届ける愛の灯火
シェルターの中に思い出を沢山。
贈る最後のプレゼント

王子様は絵本の中だけ
(5歳児だって知ってること)

機械仕掛けの恋心
(全て決まったシナリオ通り)

それでも君を忘れられない
(不毛な世界の終焉)

現実から目を背けた舞台上で
息苦しくて死ぬ前に
心で泣いたあの子は道化師

終わらない夜が来ればいい
(世界中が魔法にかかるような奇跡)

正義は振りかざせば悪になる
(最初からそんなものは無かった)

仮初めの幸せに溺れよう
(今日だけは君と笑えるように)

果てしない争いがいつか終わる日の事
僕等はこの日同じ空を見上げた

何処にでもいる僕等の日常
もう一度夢の続きを見に行こう
若過ぎた僕等は永遠を疑わなかったんだ
それでも今日だけは今が永遠だと信じさせて

聖夜の奇跡は起こらない
(出会えただけで奇跡だった)

季節は溢れ落ちていく
(僕の気持ちをここに残して)

イルミネーションは今年も僕を照らす
(まるで君の想いの残り香のように)

隣は1人分の隙間
ツリーの上の一番星

小さな旅立ちの日
(いつものホームで君と私)

キャリー片手に汽車に乗って
(君の町にさよなら)

届かない夢を追うと決めたんだ
(揺るぎない眼差しの向こうへ)

携帯電話に君のぬくもり
(辛くなったら声を聴かせて)

ガラス窓には僕一人
高層ビル群に紛れて
鞄の中身は君との思い出

共に過ごした日々を忘れることなんて出来なくて
(君のいない未来を見据えながら)

どうかその手を、その記憶を離さないで
(例え今は眩しすぎて辛いとしても)

貴女は自分だけの光を見付けられただろうか
(前を見て歩き始めた君の日々を祈る)

何でもないと笑える日々を抱き締めた
君が彼にとっての光となれますように
何処にも行けなくなった迷子
こんな僕にでも出来ること

ありがとうと伝えよう。例え届かなくても良いから
(風に乗せて君の元まで)

大好きだった貴女へ、今日も元気でいるでしょうか
(僕はいつまでも、君の幸せを祈っています)

安心してお眠りよ、僕の大切な人
2人過ごした記憶を繋げて明日へと
僕が守りたいと思うもの

夏の前に旅に出よう
(何処かで君の声がした)

未来のために今を捨てた
(世紀末に憧れて)

君を愛したから僕は寂しい
(だけど会ったことを後悔はしないよ)

届けられなかったエール
(それでも私は君の背中を押したい)

鮮やかな思い出を抱えて行こう
(きっと忘れられる日は来ない)

いつかの2人が笑い合う
(幻想花火大会)

君の元まで届け純恋歌
(この空の何処かで僕を待った君へ)

既に終わった恋物語
蒸せ返るようなオレンジ
全く違う僕等が唯一同じになれたこと
大切だった幸せの手を離す