君と歩いた通学路
(冗談言って、笑い合って)

夕暮れの三叉路
(僕等の道を暗示するように)

君の残してくれた可能性
(まだ未来は変えられる)

全ての始まりの場所へ
(今までの総てを握りしめて)

君の知らない君の話
(君の気持ちも知ってしまったから)

一つの夏が終わりを告げた。
(忘れられない入道雲は優しく笑ったんだ)

失うことなんて考えられなかった日常
素直になれなくてごめんね
何度だって君と出会った
手の届かない喪失感
最後の一つの使い方
差し出した手は宙を切った
精一杯の告白を君に

君が余りに綺麗だから僕は悲しくなるよ
(変わってしまった僕と変わらない君)

君という永遠を見付けたけれど
(僕は永遠になんかなれなかった)

あの子はいつか新しい誰かとキスをする
(その頃にはもう僕はいない)

２人ぼっちで生きていこう
(君が寂しいと思わないように)

僕等同じ場所に行けるのかな
(天国への入場券)

孤独な一生のほんの一瞬
(酷く美しい愛を知った)

生まれ変わったらまた会おう
(必ず見付けてみせるから)

終わりがあるから世界は美しい
(君にもいつか終わりが来ればいい)

天国に君が行ってしまう前に
(君と最後のキスをしに)

僕等の旅路に果てはない
(いつかは宇宙の終わりまで)

case1.有限な僕と無限の君について
手を繋ぐ体温は同じなのに
花火は昇りそして消えた

忘れた後のエンドロール
(捧げた相手はもういない)

掠れた記憶の夏休み
(思い出せない誰かの笑顔)

いつかもっと楽しい日々に今が消えても
(何処かで揺れるカゲロウデイズ)

泣いた理由を僕は知らない
秘密基地から卒業式
ようやく一から始めよう