長いので折り畳んでます。
お好きな所をぽちりと。

▽01-10

お姉さん、僕頑張るからご褒美を考えておいておくれよ
忘れられるくらいなら大犯罪者にでもなって君の記憶に残ってみせよう
それは長い夢だった。例えば人生を一周して、君の涙で溺れ死ぬ様な。
捜し物の在り処なんて最初から知ってるに決まってるじゃないか
空白を埋めたくて今日も僕等は汚いペンキで世界を描く
雰囲気に酔って唇に触れたならその代償は死よりも重いのよ。
猫は笑って車の前に躍り出たの。ねぇ、最後に私に伝えたかった事は何?
ティーポットには罪を沢山。砂糖を混ぜて一緒に飲めば貴方も立派な共犯者。
愛し方も知らない僕が君を抱いた理由なんて一つしか無いに決まってるじゃないか
お別れは嫌いだからその前に消えちゃえばいいと思ってるのよ。

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▽11-20

招待状は送っておいたわ。どうぞ煌びやかなドレスを纏って泣く私を笑いに来て頂戴。
これから僕は君と僕だけの世界を守る為の戦争に行くのさ
そうだなぁ、最初は船で、次は飛行機で、最後はロケットで世界の端っこを捜しに出掛けようか
ロングロングラブセレモニー。永遠に続くように僕が魔法をかけてあげる。
僕が今こんなにも幸せなのは君が天使だったからで君がもう僕の元にいないのは君が悪魔だったからでしょう
信号は赤。君は何事も無かったのように歩き出したんだ。
今の君は随分変わってしまったから写真の中の君に僕は今日も恋するよ
午前0時を過ぎた頃。玄関の鍵をそっと開けて終点の先を見に行こう
勇敢な本の主人公に憧れたんだ。この現実から目を逸らさないでも生きていける強さに。
窒息死は嫌よ。苦しまない程度に優しく私を殺してね。

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▽21-30

私が歌うのはこの声が誰かの耳に残ってくれればいいなって思ってるからな訳でそれは明らかに孤独を恐がった子供の成れの果てだったのです
過去に飛んで今を変えたとしてきっと隣で君が笑っている事は無いんだろう
もしも言葉が通じ合うならこんな猟奇的なキスをして互いに熱情を伝え合う必要なんてないでしょ?
難しい心理用語はとてもじゃないけど分からないからこの感情はたった一言愛と名付けて。
小さな部屋を海にした君の元へ今から泳いで向かうからその目尻に触れる頃にはちゃんと泣き止んでね
貴方は誰よりも優しいから人の事を想って自分の事の様に泣くの。
私は当事者になんかなれません。ただ願わくばこの物語の結末が少しでも良くなるように足掻いてみたいと思うのです。
硝子の中に星空を閉じ込めて君にプレゼントしたら君は笑ってくれるかな
これは運命だったなんてそんなチープな言葉で片付けないでよ
手探りで歩いた道程は随分長くてもう元の場所に戻る事は出来ないけれども隣に居た君の事だけは覚えていたからきっと僕は此処まで来れたんだ

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▽31-40

全部終わったら話すよ。この世界のこととか、君に抱く想いとか。
振り向いたら駄目だよ。最後の時くらいかっこいい僕でいさせて。
コタツに潜り込んで手を繋いだらどちらからともなく笑顔が溢れてあぁ、うん、好きだなぁって。
別れを前向きに捉えるのって口で言うのは簡単だけどやっぱり難しいや
その目に映ったのは希望だったのかなんて聞かないから今だけ僕の物にしていいでしょ?
君がいるなら永遠だって怖くないからどうか僕を置いて行かないで
流れ星を追いかけて走り出した僕達の旅の終着点はきっと朝日が沈む場所なんだろうな
メール越しなら話せるのにね。こんなに遠い君との距離。
部屋の電気を消してしまえばここはもう秘密の花園になるのさ
揺られた電車、夜の果て。消えた僕の最後の足取り。

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▽41-50

ぶすくれないでよ、可愛い顔が台無しじゃない。
不思議ね、貴方がいるだけで私何だって出来る気がしてくるわ
君に会えないならこんな毎日無くなっちゃえばいいのに
アポロ、もうこの町には飽きたから僕を連れて行ってくれないか
私のこと本当に好きならこの指輪を買うことも出来るでしょう?
僕が居なくても同じ様に朝を迎えるこの世界でそれでも僕は主人公だったと胸を張ろう
小さな息を止める事で何か伝わる事があるのか試してみようか
知らないのよ、私。貴方をどうやって愛すればいいのかもこの気持ちをどうすればいいのかも。
キスして何か変わるのかな、きっと何も変わらないけどそれでもロマンチックだとは思わない?
世界一の金持ちが死んだ日、世界は歓喜に沸いた。

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▽51-60

君の前に立つ資格はもう無いから君が幸せである様に祈る事だけ許して。
銃口は既に僕に向いている。さぁ、出来るものなら撃ってみればいい。
大人になんてなりたくないから僕等は未来から目を背けるんだ
たった一つだけ言えることがあるとしたら僕は君の事が好きだよ
ささやかな幸せだけでいいんだ。僕の大切な人が僕の隣にずっと居てくれるだけで。
幸福は麻薬と同じもの。知れば知るほど欲しくなって満たされないと飢えるのです。
押し付けられた自由を破り棄てて高らかに宣言しよう。与えられた自由は本当の意味での自由などではないのだから。
教科書の内容なんて覚えちゃいないけどあの日の君の横顔は昨日の事のように思い出せるんだ
「そいつは随分可哀相に。」そんな事思っちゃいない顔してあいつはこう宣った。
報われない少年少女の恋模様は大人になった頃には青春の1ページなんて綺麗な押し花にでもなっているんでしょう

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▽61-70

最期を看取るのは奥さんでも子供でもなく僕で在りたいのだよ、なんと歪んだ話なんだろうな全く。
君の大好きな恋人なんかより君を解ってる自信があるのになぁ
地球の裏で誰かが死んでも僕等はベッドでぐっすりと眠れるのです。
ここぞとばかりに叫ぶあの人は私が泣いて縋った時には見向きもしなかったくせに
少しだけ期待していたの。何度離れたって私を見付けてくれるのは君だって。
この手は離さないと誓うよ。果てない寂しさを2人で抱えて生きて行こう
君が望むのなら深くて暗い海の底まででも一緒に沈んであげるから
未来は果てしなく絶望で、だからこそ隣にいる君を決して離さないと決めたんだ
綺麗なその手がいつまでも汚れないままでいますように。例えこの手が血に染まってもあの手を守れますように。
君が愛したこの世界を僕も少しだけ好きになってみようと思うんだ

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▽71-80

果たせなかった約束を果たして、そしたらその後は皆でアップルパイでも食べよう
明日はどうせ今日と同じつまらない日常だけど君がいるだけでそれは特別に変わるんだ
君を追いかけた月日はもう随分長いからあと100年だって待ってられる。だけど僕が死ぬ前までには振り向いてね。
少年というには汚れてて青年というには未熟な綱渡りのような時期を誰かが青春と呼んだのだ
いつまでも変わらない君はいつの間にか僕の憧れへと変わっていった
刹那輝く花火のように、舞い散る桜吹雪のように、その一瞬で誰かの心に残れたなら
昨日が無いなら今日を生きよう。明日が無いなら探しに行こう。
戦い方を教えた僕と守り方を教えたあいつ。どっちの方が君を想ってたのかなんて嫌でも解ってしまった
毒リンゴがあったらな、そしたら君を殺して一緒に死んで逝けるのに。
追われるままに過ぎていった時間の中で僕達は何を見付けられただろう

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▽81-90

ママが歌ってくれた子守歌。10年経って、口ずさんで、そうしてやっと愛を知る。
少し高い空、頬を撫でる風。胸を焦がすあの季節がまたやってくる
無邪気な頃の夏休み、僕達の前には無限大の世界と不思議な冒険があった
悲しさを消してしまう魔法なんて要らないの。この気持ちも全部引っくるめてあの人への愛だから。
ごめんね僕の世界。僕は僕を愛する事が出来なかったよ。
取り戻せなくなった物ばかりなぞって涙が零れる帰り道。いつもと違う道に入っていつかの欠片を探しに行こう。
恋を知って愛を学んだ彼女は全てが終わる時誰より綺麗に笑ってみせたんだ
火の悪魔は知らない人がいないほど怖がられ畏れられていたのに死ぬ時には何も残らず燃え尽きるのです
けだもの2人の会話は常人には理解出来ないくらい難解で物騒で崇高だった
翼は無くても2本の足はあるから地の果てまででも踏み締めて行こう

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▽91-100

「最初から求めたものは1つだけだよ」翡翠色の夢に乗って彼女はそう言った
あの夏君が言った意味を今になって漸く理解した。「忘れないで。」記憶は呆気なく風化していく。
窒息しそうな音の洪水の中できっと僕を救い上げられる君へと手を伸ばす
偽りがなければどうして真実を知る事が出来るだろうか。影がなければどうして僕達は自分の存在を確かめられるだろうか。
今日が最高に幸せな1日になってしまったら明日を迎えることが怖くなってしまうよ
この銃口を合わせられなくなった時に今までの僕は死んでしまったんだ
君の狡さも弱さも全部まとめて受け止められる奴なんてきっと僕以外には存在しないさ
もしも一時愛してくれたなら、思い出だけを抱いて優しい眠りにつけるのに。
くだらない空想を一つするならいつかは火星で二人手を繋いだりするのかな
僕のために泣いてくれる人がいたならきっと僕の人生はこの上なく幸せなものだった

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Moratology