例えば愛を語れば


ー五条ー

「蘭ちゃん キスの反対は?」

「スキ?」

「正解!ちなみに僕の事は?」

「好き…違う」

「え」

「大好き」

「!?!?」

不意打ちノックアウトを喰らう


ー夏油ー

「おはよう 蘭」

「ん、傑おはよ」

「寝起きの蘭も可愛いね 抱きしめたくなる」

「もうギューしてる。わふっ!傑、くすぐったい」

「まいったな この体勢でそんな反応されると色々キツイものがある」

「キツイ、なに?」

「私がそれほど蘭の事を好きだという意味だよ」

むしろ自分が好きと言う


ー宿儺ー

「おい小娘 いつまでそんな糖分の塊を食べてるつもりだ」

「ん、チョコ美味しい 宿儺も食べる?」

「いらん それよりも他に喰いたい物がある」

「わかった 宿儺何食べたい?」

「オマエだ小娘 いい加減俺の我慢も限界だ」

「?蘭食べても美味しくない。変な宿儺」

「良い良い、それは喰ってからの楽しみというものだ せいぜい良い声で啼いてみせろ」

好きふっ飛ばして危ない方向へ話を運ぶ


ー伏黒ー

「ん、クリームついてる」

「ありがと 恵も食べる?」

「食べる」

「あーん」

「美味い。なあ、オマエ俺の事……いや、やっぱなんでもない」

「蘭、恵好きだよ」

「は、」

「恵言いたいこと、わかったから答えた。違う?」

「!!」

言おうとした事がバレた上に好きと言われたその後照れすぎて顔を真っ赤にする。
 

ー虎杖ー

「本当ちっこくて可愛い!何食べて育ったらそんな可愛く育つの?」

「蘭、チョコよく食べる」

「そっか!じゃあ俺もチョコ食べてカッコよくなる」

「悠仁、かわいい」

「え、蘭ちゃんのが可愛い。好き」

「うん 蘭も悠仁好き」

お互いがドストレート。優しい世界


ー真人ー

「やっぱり何度見ても君の魂の形は面白いよ 初めて見た時も思ったけど、とても興味深いな」

「蘭も真人みたいな明るい呪霊、初めて」

「じゃあお互い初めて同士だ ――あ、知ってた?最近聞いた話だと愛から生まれた呪いも存在するらしいよ」

「ふーん」

「ツレないなー 君となら人間の言う"愛"について学ぶのもいいと思ったんだけど」

「真人勉強?蘭も知らない 一緒に勉強?」

「うん 一緒に勉強、してみようか」

手探りの中、一歩ずつ二人で勉強。


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