あけぼの / にき
ゴソゴソと布団が動いて目が覚めた。僕が声をかけるよりも先に彼女がぎゅう、と僕に抱きつく。目が覚めちゃったんすかぁなんて言いながらヨシヨシ撫でると、強請るようにその手に擦り寄ってきた。
「にきくん、おきる?」
「まだ早いから寝るつもりっすよ」
「ねぇ、お昼まで一緒に寝たい」
「うーん、僕お腹空いてきたな〜…なんて」
なはは、と笑い声を小さく漏らすと彼女は不満気に唸りながらグリグリと胸元に頭を押し付ける。にきくんお願い、だめかなぁ…って、それずるいでしょ!僕が君のお願い断れないの知ってるくせに!
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