ポカポカ陽気の昼下がり。隣に座っていた彼女が、くぁ…と大きなあくびを一つした。力の抜けていく手から本が落ちそうになって彼女はハッと意識を戻す。
「眠いの?ぼくの膝を貸してあげるから寝るといいね」
「んん…」
日和くんが折角いるのに寝たくない…なんて可愛いことを言う彼女をゆっくりと膝に導いた。「だから、寝ないよ」なんて言いながらも彼女はゆるゆると瞼を落としていく。優しく頭を撫でると幸せそうな笑みをこぼした。こうしてきみを甘やかすのがぼくの楽しみの一つなんだよと伝えたら、きみはどんな風に恥ずかしがってくれるかな。