君がその気なら
「お疲れさん#dream_url#、あんま気張らないで少しは休みな」
そう言って私にコーヒーを差し出したのは、班長の与那嶺さん。
彼は豊見城歴史資料館に勤務するなんかエライ人。つまり、私の上司だ。
あっちょんぷりけ。
私は3週間前からここで嘱託員として働いている。そんな私を気遣ってかいつも声をかけてくれる所帯持ちだ。
「え?まじ本を読んでいるだけっす」
正直暇を持て余しており、ちょべりばだ。