あぁー……暇!
4次試験が1週間もあるって長いよね。いやそりゃあね、プレートゲット出来てない人は短い1週間なのかもしれないけど、プレートゲットしちゃったら暇過ぎてしょうがない!
まぁ、油断してプレート取られたら元も子もないけどさ。
「あ、ヒソカさーん!」
「ナマエ★君から声を掛けてくれるなんて初めてだね」
「あ」
あまりにも暇過ぎな上に、知ってる人にも全然会えないもんだったから、久しぶりに出会えた喜びで思わず声掛けちゃったよー!しかもよりにもよってヒソカさんに声掛けちゃうなんて、なにやってんだ!
「ヒ、ヒヒヒヒソカさんはイルミどこにいるか知ってますか…?」
「イルミ…?知りたいのかい◆」
知りたいっていうか適当に聞いて会話して、ここを去りたいんです。勢いで声掛けちゃっただけだから。
「知ってたら教えて欲しいなぁ〜…なんて。知らないですよね?」
「イルミならさっき寝ちゃったよ」
「あ、やっぱり〜……え?!ど、どこでですか?」
「どっかだったかな。あっちの方◇穴掘って入っちゃったから詳しい位置は覚えてないんだ」
イルミったら……寝る前に私を探すとかしてくれたって良いのに!薄情者!
「クク◆イルミもいないことだし僕が一緒にいてあげようか?」
「イルミにバレたら怒られるから遠慮しときます」
「うーん…玉砕★初めて声掛けてくれたからイケると思ったんだけどな◆」
「何をどうイケるっていうんですか…」
「……聞く?」
「結構です」
ヒソカさんて怖いしいきなり現れるし、すぐイルミを挑発するから苦手だけど、本質的には多分嫌いじゃないと思う。でもやっぱりイルミは怖いし近づきたくはないんだけれど。
「……どうせ暇だしイルミ探ししながら残り過ごすんで、私はこれで!」
「そう、残念◆頑張ってね」
「はーい」
じゃあ、とその場を立ち去ろうとした瞬間に腕を引っ張られてヒソカさんの胸板が視界いっぱいに広がった。
「……え?」
「ナマエも僕の青い果実だよ◆イルミに飽きたら僕のところにおいで」
『……あの、ヒソカさん?』
「また後でね、」
ちゅ、と言うリップ音と共にヒソカさんが私の額に唇を落とした。
「……ひ、」
「じゃあね★」
「ひぃぃぃぃ!」
なんてこった!またもやイルミにバレたら殺されるようなことを犯してしまった!バ、バレないようにしなくちゃ……やっぱりヒソカさんなんかに近づいてはダメ!
あぁ、自分の学習能力の低さにびっくりする。
……なんか今、嫌な感じがした
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