(凛ちゃんおたおめ記念!)

「なまえー」
『………』
「なまえ、」
『………』
「なまえ!」
『………なに、』
「機嫌治せよ」
『……凛ちゃんが悪いんだから』

凛ちゃんが、鼻の下なんか伸ばして嬉しそうに他のクラスの女の子にクッキーなんか貰うから、
それを美味しそうに食べてデレデレ笑うから、

……だから。
だから凛ちゃんが悪いんだ。

『私のクッキーは甘過ぎるって言ったのに……』
「は?」
『私の卵焼きは見た目が汚いとも言った……』
「……あのさ、話が読めねぇんだけど」

凛ちゃんは来る者拒まず去る者追わずな所があるから、だから私と付き合ってるのかな……だなんていらない事が浮かんで来て、彼女達みたいに綺麗で美人なタイプの方が好きに決まってるんだって思うと哀しくなってきた。

『…クッキー美味しかったんだ?』
「は?」
『昼休み、美味しそうに食べてた』
「……あぁ、あれか」
『私の作ったものにはいつも文句言うのに…』
「……」
『……』
「なまえ、」
『……きゃあっ!』

凛ちゃんがいきなり後ろから抱きしめて来て、凛ちゃんに背を向けていた私はびっくりして声を上げてしまった。

わんって愛されてんだなー
『な…!何言ってんの!』
「わん嫉妬されるの嫌いじゃないさー。それになまえだけに文句を言うのはわん好みにするためだしな」


Title by 確かに恋だった
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