双子と出会ってから少し不安だったホグワーツでの生活が楽しみになった。
「ナマエ、本当に大丈夫か?」
『うん、大丈夫だよ』
パパは今日3回目の大丈夫か?を心配そうに聞いてきた。その度に私は大丈夫だよ、と答えるのだけど、良い加減それにも飽きてきた。
私と肩を並べてカートを押してくれてるパパの後ろで、ママも苦笑いを浮かべて飽きれている。
『ところで、9と4分の3番線てどっち?』
「こっちよ」
ホグワーツ特急に乗るためには9と4分の3番線へ行かなくてはならないことは分かっているけれど、キングスクロス駅に来るのは初めてだから、右も左もよく分からない。
「……ナマエは、自分のことはあまり思い出さないのに、変なことだけよく覚えてるのね」
9と4分の3番線なんて行ったことないのに、教えてないのにどこで覚えたのかしらね。そう言ってママは不思議そうに、あっちよ、と9番線と書かれた看板を指さした。
『私も何でか分かんない』
「そうよね」
答えることが出来なくて、曖昧に笑って私が答えると優しく笑って手を繋いでくれた。
『ママ、ありがとう』
本当はママと過ごした記憶は最近のしかなくて、きっと私は違う赤の他人の中身なのに優しくしてくれる。
だから、もう会えない訳でもないのに急に寂しくなって悲しい気持ちになってきた。
「あら、あの赤毛くん達この前の子じゃない?」
「なんだ、ナマエはいつの間にかウィーズリーの息子と知り合いになったんだ?」
ママンの目線の先にいる赤毛の団体を見てパパは不思議そうに聞いてきた。
「アーサーの子だったのね。そういえば、あの赤毛だものね。あの双子くんたち、この前ナマエと学用品を買いに行った時に会ったのよ」
パパとママはウィーズリー家のこと知ってたんだ。歩きながら懐かしそうに話す2人を見上げていると、双子の片方がこっちに気付いたのか走ってきた。
「やあ、ナマエ久しぶり!」
『うん、この前は手紙ありがとう』
数日前、入学式までの日を持て余していた私に2人はフクロウ便で手紙をくれたのだ。それが嬉しくて、2人に一緒に選んでもらったクリーム色の私のフクロウに返事を持たせて届けて貰った。
ジョージ!と呼びながらもう一人、フレッドもこちらに来たから、先に気付いて来てくれた方はジョージだったんだ、とこの前みたいに笑われないようにチラチラと見比べた。
「ナマエの両親って父さんと知り合いだったんだね」
『うん、そうみたいだね』
そう言われて視線を向ければ、あっちはあっちで何か楽しそうに盛り上がり始めていた。
「ジョージ、」
『あ、ロン?』
「え…誰?」
ほぼ私と変わらない位の身長をした赤毛の男の子が、不思議そうに私を見つめてから、あ…やってしまった…と後悔したけど遅かった。
この前双子でやってしまったから、これからは変に口走らないようにしようと思ってたのに、同じ過ちをしちゃった……。
「…ねぇ、なんでこの子、僕の名前知ってるの?」
「俺が教えたんだよ、ロニー坊や」
「そうそう、可愛いロニー坊やを自慢してやったんだぜ」
じっと、私を見つめて問うロンに困っていると2人が助け舟をだしてくれる。2人からロンのことなんて聞いたことないのに。
「……絶対悪いこと言ったな」
ロンは2人の言葉に不機嫌そうに両親と女の子の元に走っていく。多分あれがジニーだよね。
「ナマエってさ、俺達のこと好きだろ?」
『え…?!』
「その慌て方は、図星だな」
ななな、な、なんでバレたの?早くない!?
いきなり言われて頭が真っ白になると、2人は同じように笑った。
「「だから俺達のこと詳しいんだろ」」
『……え?』
初めて会った時から俺達のこと嬉しそうに見てたしな!
絶対俺達のこと調べただろ!そう鼻高々に言われて、ちょっとほっとした。
当たっているけど違ってる
綺跡の魔法3
「ナマエ、本当に大丈夫か?」
『うん、大丈夫だよ』
パパは今日3回目の大丈夫か?を心配そうに聞いてきた。その度に私は大丈夫だよ、と答えるのだけど、良い加減それにも飽きてきた。
私と肩を並べてカートを押してくれてるパパの後ろで、ママも苦笑いを浮かべて飽きれている。
『ところで、9と4分の3番線てどっち?』
「こっちよ」
ホグワーツ特急に乗るためには9と4分の3番線へ行かなくてはならないことは分かっているけれど、キングスクロス駅に来るのは初めてだから、右も左もよく分からない。
「……ナマエは、自分のことはあまり思い出さないのに、変なことだけよく覚えてるのね」
9と4分の3番線なんて行ったことないのに、教えてないのにどこで覚えたのかしらね。そう言ってママは不思議そうに、あっちよ、と9番線と書かれた看板を指さした。
『私も何でか分かんない』
「そうよね」
答えることが出来なくて、曖昧に笑って私が答えると優しく笑って手を繋いでくれた。
『ママ、ありがとう』
本当はママと過ごした記憶は最近のしかなくて、きっと私は違う赤の他人の中身なのに優しくしてくれる。
だから、もう会えない訳でもないのに急に寂しくなって悲しい気持ちになってきた。
「あら、あの赤毛くん達この前の子じゃない?」
「なんだ、ナマエはいつの間にかウィーズリーの息子と知り合いになったんだ?」
ママンの目線の先にいる赤毛の団体を見てパパは不思議そうに聞いてきた。
「アーサーの子だったのね。そういえば、あの赤毛だものね。あの双子くんたち、この前ナマエと学用品を買いに行った時に会ったのよ」
パパとママはウィーズリー家のこと知ってたんだ。歩きながら懐かしそうに話す2人を見上げていると、双子の片方がこっちに気付いたのか走ってきた。
「やあ、ナマエ久しぶり!」
『うん、この前は手紙ありがとう』
数日前、入学式までの日を持て余していた私に2人はフクロウ便で手紙をくれたのだ。それが嬉しくて、2人に一緒に選んでもらったクリーム色の私のフクロウに返事を持たせて届けて貰った。
ジョージ!と呼びながらもう一人、フレッドもこちらに来たから、先に気付いて来てくれた方はジョージだったんだ、とこの前みたいに笑われないようにチラチラと見比べた。
「ナマエの両親って父さんと知り合いだったんだね」
『うん、そうみたいだね』
そう言われて視線を向ければ、あっちはあっちで何か楽しそうに盛り上がり始めていた。
「ジョージ、」
『あ、ロン?』
「え…誰?」
ほぼ私と変わらない位の身長をした赤毛の男の子が、不思議そうに私を見つめてから、あ…やってしまった…と後悔したけど遅かった。
この前双子でやってしまったから、これからは変に口走らないようにしようと思ってたのに、同じ過ちをしちゃった……。
「…ねぇ、なんでこの子、僕の名前知ってるの?」
「俺が教えたんだよ、ロニー坊や」
「そうそう、可愛いロニー坊やを自慢してやったんだぜ」
じっと、私を見つめて問うロンに困っていると2人が助け舟をだしてくれる。2人からロンのことなんて聞いたことないのに。
「……絶対悪いこと言ったな」
ロンは2人の言葉に不機嫌そうに両親と女の子の元に走っていく。多分あれがジニーだよね。
「ナマエってさ、俺達のこと好きだろ?」
『え…?!』
「その慌て方は、図星だな」
ななな、な、なんでバレたの?早くない!?
いきなり言われて頭が真っ白になると、2人は同じように笑った。
「「だから俺達のこと詳しいんだろ」」
『……え?』
初めて会った時から俺達のこと嬉しそうに見てたしな!
絶対俺達のこと調べただろ!そう鼻高々に言われて、ちょっとほっとした。
当たっているけど違ってる