お願い、MAKUBEXくん!


「もしもし、MAKUBEXくんですか」

『やぁ、なまえさん。久しぶりだね』

「うん、久しぶり。…久しぶりでいきなりこんなこと言うのは本当に気が引けるんだけど…」

『なんだい?なにか困り事かな』

「あのさ…キミのヴァーチャルってお金とかつくれるかな」

『…、』

「あああ!ごめん!そんな腐った生ごみを見るような目をしないでえええっ!」

『電話だから僕の顔なんて見えないのによく分かったね』

「見なくてもわかるよぉお…」

『…嘘だよ。相当まいってるんだなと思っただけさ』

「そうなんだ…まいってるんだ…って、あれ…?」

『大変だったね。大丈夫、防犯カメラからバッチリ体型や骨格が分かるから、ひったくりの犯人はすぐに割り出せるよ。後は銀次さんに“奪還”してもらうように連絡しよう』

「…ぜ、全部お見通しだったの…!?」

『まぁね。意地悪をしてごめんよ』

「全然構わないよ!むしろありがとう…!やっぱり持つべきものは少年王の知り合いだね…っ!」

『クスッ、力になれて嬉しいよ』



なまえさん、監視されてね?




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