if…花京院が医者になったら


「そういえばなまえ、今年はもうインフルエンザの予防接種は受けたかい?」

「…受けてない」

「やっぱり。ダメだよ、きちんと受けないと。なんならこのまま受けていきなよ」

「えっ!いや、それは…ええと、」

「僕じゃあ不安ですか?」

「そ、ういうわけじゃあない、けど…苦手なんだよ、針が自分の身体に刺さるのとかほんと…見てられない」

「注射が大好き、なんて人はそういないさ。ほら、用意したから腕を出して。目を閉じて余所事を考えていればあっという間だから」

「…うん、まぁ…分かってはいるんだけど、」

「力を抜いて、目を閉じるのが怖ければ…そうだな、僕の顔でも眺めてて」

「ふふふっ、それはいいかもしれないね。恥ずかしくてそれどころじゃあなくなっちゃうかも」

「ちょっと。そこはツッコむところだろ。言った僕が恥ずかしいじゃあないか」

「ええ?案外いい案だと思うけどなぁ」

「僕の方が集中できなくなってしまうよ。…はい、おしまい。ここ、5分くらい押さえておいてね」

「…本当にあっという間だった」

「だろう?意識していなければ早いものさ」

「うん、ありがとう。…でももうちょっと花京院のこと、独り占めしてたかったかも」

「…っ、随分…恥ずかしいことを言うね」

「…せんせーに対抗してみました」



予防接種後の発熱に注意。




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