DIO様の器


「あわわわわわ、どうしようどうしよう…!」

「なまえ、何を情けない声を出しているんです」

「てれれっててれんすさぁん!」

「ふざけているのか貴様」

「ふざけてないですよ!全然これっぽっちもっ!」

「…まぁ信じてあげましょう。鼻をかみなさい。涙も拭いて」

「ずびーっ!うう、わたし、殺されてしまうかもしれません…」

「それは穏やかではありませんね。誰にどんな理由でそうなるんです」

「これなんですけど…」

「DIO様がお読みになっている本、ですか」

「はい。ページをちょっと折っちゃったんです…!うわぁあん!」

「残念ですが、この失態は隠しきれるものではありませんね。諦めなさい」

「貴様らはどれだけこのDIOが狭量だと思っているのだ」



ちょっとショック。




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