承太郎の妹はアイスが食べたい


◇名前変換なし。


「あー…、なんかアイス食べたくなってきた」

「…お前、こたつで何言ってんだ」

「チッチッチ!お兄ちゃん、おこたで食べるアイスの美味しさを知らないな!あの贅沢感はすごいよ!」

「安い贅沢だな」

「安くても贅沢だって思えるならむしろ幸せじゃん。…でもな〜…おこたから出ると一気に寒くなるしなぁ…。お兄ちゃん、じゃんけんしない?」

「ほお、おれに勝てる自信があるのか」

「え、お兄ちゃんてそんなじゃんけんに確固たる自信があるの」

「スタープラチナの視力をなめるんじゃあねーぜ」

「じゃんけんに幽波紋使う気満々とか大人げない!」

「出かけるんならついでに煙草も買って来てくれ」

「やだよ。自販機で煙草買ってるとこなんて近所の人に見られたら困るもん。お兄ちゃんはともかく、一応わたしは無害な女子高生として通ってるんだから」

「おい、人を有害扱いすんな」

「煙草吸ってる時点で色んな意味有害だよね。むしろ有罪だよね」

「チッ、仕方ねえ。自分で行くか」

「え、お兄ちゃん出かけるならわたしのアイスも買って来てよー!…確かポッケに小銭が…あ、100円めっけ。オーソドックスなバニラでいいからさ」

「へいへい、わーったよ」

「わーい、ありがとう!お兄ちゃん大好き!いってらっしゃーい!」


→→→→→→


「あー、さみぃ…」

「おかえり!結構早かったね?」

「おう。チャリで行ったからな」

「チャリ!?うわ、耳引きちぎれちゃうよお兄ちゃん!」

「引きちぎれてたまるか。お前の耳は紙製かよ。…ほれ、アイス」

「ありが…って!な、なんじゃこりゃあああッ!?」

「うるせえな。バニラっつったろうが」

「バニラ言うたけど!わたし100円しか渡してないじゃん!これ、あれでしょ、200円以上するやつじゃん!むしろ300円近いやつじゃん!」

「わざわざこのクソ寒い中外に出たんだ。100円のもんだけ買うのは癪だったんでな」

「なにその不必要なプライド…」

「いらねーなら寄越せ。おれが食う」

「や、いるいる!ありがたぁーく頂戴させて頂きます…!あ、お金…差額分、」ごそごそ

「いらねえよ。おれが勝手に選んだ結果だからな」

「…お兄ちゃん大好きぃいっ!」

「さっきも聞いた」




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